[080329] Mendoza
ボデガ(ワイナリー)ツアーへ。今日は土曜日だったため目的のワイナリーは残念ながら休みだった。土曜日・日曜日はお店も休む、知っていたけれども、これには参ってしまう。

 「おいしい」ワインを造るのは素人には不可能に近いが、ワインを造るのは非常に簡単だ。昨年ワインを造る機会を得て、この辺を勉強させてもらった(もちろん合法)。作り方はブドウを潰して、酵母を入れておけば自然とワインが出来てしまう。もちろん濾過や消毒のため亜硝酸を入れるなどの工程はあるが、基本はブドウに酵母を混ぜれば酵母が勝手にブドウの糖分をアルコールに変えてくれる。このように単純な工程なだけにブドウをいかに育てるかにワイン農家は人生をかけている。
 (ワインを造ってみたければ、ワインビンの底に沈殿している酵母を潰したブドウに入れれば作れます。)

 アルゼンチンワインは生産量も多く、メルドックなどの品種はアルゼンチンが有名なのだが、チリワインと比べると日本における知名度はグッと下がる。品質的なものが劣っているわけでは決してない。これほどの知名度の差がついてしまったのはアルゼンチンの港が大西洋に面しており、チリが太平洋側(つまり日本側)に面しているためだけのせいではないだろうか。事実、今日訪れたボデガのワインの70%が大西洋を通ってアメリカのケンタッキーに送られ、30%は自国消費だそうで、日本には輸出されていない。ボージョレーヌーボーのように空輸してまで運ぶコストをかける日本なのだから、アルゼンチンワインがもう少し日本に入ってきても良いのにと思う。
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メンドーサはいろんな意味でブドウを作るのに最適な環境を整えていて、ワインがおいしいはもちろんのこと、ワイン好きにたまらないのが圧倒的に安いこと。アメリカや日本で6000円ほどするものが、こちらでは1000円に満たない値段で購入できる。しかも、ステーキも安いのだから何もいうことはない。(昨日と内容が一緒だ)

夜は中心地のシアターでTangoの声楽を鑑賞。鑑賞というより聴きにいったというほうが正しいかもしれない。踊りはあくまでも脇役だ。人間の声というのはなんと素晴らしいことか! オペラなどの声楽を聴きに行く機会はなく、久しく忘れかけていた。街中に流れる「音」とは違う次元を目指す分野があるのだと改めて思い起こさせてくれる。
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「音が求める街、街が求める音」
Tangoには哀愁が必要だ。この町には哀愁はない。今日のショーは満足しているが、もし踊りが中心のショーだったならば、こんなにも感動しなかったかもしれない。
サルサがテッカテカの太陽が必要とするように、フラメンコが熱気を必要とするように、Tangoにはある種の闇と煙のような哀愁が必要だ。それぞれの音楽が求める空気や環境がある。4年前ブエノス・アイレスに哀愁が漂っているのを感じた。その哀愁がTangoを産んだ。そして、Tangoは哀愁を帯びた街を求める。
 その街でこそ実感できる音楽がある。シカゴのブルースしかり、NewYorkのジャズしかりだ。ブエノス・アイレスに行くのが楽しみだ。
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[2008/03/29 06:46] | 世界一周旅行 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top
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