松本市の世界遺産登録への動きについて
http://www.matsumoto-castle.jp/value/world-heritage
天守群での記載となると、姫路城、彦根城と合わせてのシリアルノミネーションとなる。そもそも、世界遺産は同様の遺産の中から代表的なものを選んで登録するが、この頃の城郭の代表例として既に姫路城が世界遺産リストに記載されている。また、彦根城や松江城、犬山城の5つの国宝天守を合わせて進めなければ、16世紀末から17世紀初頭にかけての天守の在り方が説明できない。しかし、彦根城は独自で世界遺産登録を狙い続けている。彦根だけが先行的に暫定リストにのるように手をあげたためではあるが、上述の理由によりまず彦根城が単体で登録されることは考え難い。また、姫路城もせっかく、姫路城という名前を冠して登録されている世界遺産から名前をはずされることは避けたいと思うのが心理。そして、そもそも、それぞれ日本の分解材として十分に価値が保護されているのであれば、なにもお金と労力をかけて世界遺産にする必要なない。むしろ世界で危機に瀕している人類の遺産を保護することに力を注ぐのが世界いいさんの制度である。しかし、専門家が日本の自治体の動きを否定しないのは、まず住民や自治体の思いを大事にしたいという心から。そして、世界遺産を目指す上でのストーリー作り、世界史的な意味付けを考慮し、多角的な視点、新たな調査を通じて、これまでにない価値を生み出すことに意義があるからだろう。

 ただ、世界遺産に登録される事態は、遺産の保護という観点だけみれば、日本にはもはや必要の手続きで、むしろ、その労力を他の登録文化財の活用等に使った方がよいという考えもあることを示しておきたい。
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[2017/09/27 23:24] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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