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 〔読書メモ〕 「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの」その1
 〔読書メモ〕
「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの」
ジャレド•ダイアモンド


文明の崩壊の5つの潜在的要因「環境被害」「気候変動」「近隣の敵対集団」「友好的な取引相手」「環境問題への社会の対応」
 この書籍はいかに環境は人類の生存にとって重要かをはっきりと理解させてくれる。イースター島は周辺との関わりのない孤立した島だったが、自然に恵まれた島だった。しかし、最多3万人と言われるほど人口が増え、環境破壊が進み、内部の抗争にもあけくれた結果、自滅してしまった。イースター島はポリネシアからも南米大陸からも離れた孤立した世界でもあった。イースター島は外部からの影響なく、自滅した。イースター島はポリネシアからも南米大陸からも遠く、外部からの影響なく自滅した。イースター島は”孤立した地球”のメタファーである。イースター島の環境を破壊し、ひいてはその社会を破壊するのに、石器と腕力だけを持つわずか数千人の島民で事足りたのなら、金属製の道具と機会の動力をもつ現代の70億人もの人間がもっと過激な自滅をたどらないとどうして言い切れるだろう?

"当初は資源が無尽蔵なほど豊富に見えるが、環境は脆弱で、人間はその脆弱な環境に依って生きている。環境の変化は地球規模での、温度変化の影響もある。現代人は過去を繰り返す、その寸前まできているのだろう。"

"最も豊かな、最も議中的に進んだ社会ですら、今日、環境と経済の両面で数々の軽視しがたい問題を抱え、いつか破綻する可能性があること。"

第3章 
 "現代のグローバル化の拡大と全世界における経済的な相互依存性の増大について考えるために、資源的に相互依存していたマンガレヴァ島、ビトケアン島、ヘンダーソン島の例を出している。
 結論にこう結んでいる。”経済的に重要でありながら、生態学的な脆弱さをかかえた数多くの区域(例えば石油の産地)が、他の区域の生活に影響をおよぼしていないだろうか。マンガレヴァ島がピトケアン島とヘンダーソン島に影響を及ぼしていたように。"

第4章のアメリカ、アナサジからの教訓。
”人口密度が低ければ、切り抜けられたはずの旱魃だった。チャコの社会が崩壊してしまうと、その居住者たちは初期の農民が社会を気づき上げた方法では、もはや社会を再建する事ができなかった。なぜなら当初のような状況、つまり、近場の豊富な樹木と高い地下水位と、アロヨのない平坦な氾濫原に囲まれた状況がすでに失われていたからだ。
 (中略)
私たちすべての現代人は経済が好調なうちは、多大な浪費をしても許される。その状況が無常であることを忘れていて、だから、いつ変動が訪れるかを予測できな可能性がある。そして、実際に変動があったときには、既に奢ったライフスタイルに慣れ切っていて、しかたなく生活のレベルを落とすか、あるいは破産するか、ふたつにひとつしか選べないということになるのだ。”

 ためになる考古学的知見も多くこの本から得られる。現代の地球温暖化の原因や、旱魃などの異常気象についてニュースでもよく流れるが、それは過去の歴史をみても文明を滅ぼすほどの変化があったという。マヤ文明もその影響を受けた。
”有名な先史文明の崩壊と、前述した旱魃の周期の頂点とが重なり合うとされる。例えば、世界初の定刻(メソポタミアのアッカド王国)が崩壊した紀元前2170年頃、ペルー沿岸のモチカ第4期文明が崩壊した600年ごろ、あるいはアンデスのティ絞く文明が崩壊した1100年頃などだ。”
マヤ文明は760年頃から旱魃が始まり800年頃に最悪の状況に陥った。

第5章のマヤから、崩壊の原因を探ると
”まず入手可能な資源の量が、人口増加の速度に追いつけなくなった事だろう。(中略)、現在でもルワンダや配置などがそういう窮状に陥っている。第二に、森林破壊と丘陵地の浸食が及ぼす影響。ただでさえ農地が必要なときに、利用できる農地の総面積が減ってしまい、森林破壊、人為的な旱魃、地力の枯渇などの土壌問題が追い打ちを掛ける。
三番面の構成要素は次第に減少する資源を巡ってますますおおぜいの人間が争い合うようになり、戦闘行為が増加したことだ。
4番目は気候変動。
5番目は、問題が明らかなのに、マヤの王たち、貴族たちはそれらの問題を認識解決する事できなかった。王と貴族たちの関心は間違いなく短期的な問題に注がれていた。例えば、私腹を肥やす事、戦争を行う事、石碑を建てる事、他と競う事、それらすべての基盤として、農民から十分な食料を取り立てる事などだ。人類の歴史に登場する大半の指導者と同じく、マヤの王と貴族も長期的な問題に留意していなかった。”

第8章
グリーンランドの末期のガルザルを事例に、
”貧しい国からの不法移民が裕福な国と言う名の超満員の救命ボートに押し寄せ、裕福な国の国境線はガルザルの首長たちはロサンゼルスの黄色いビニールテープと同様、その流入を食い止める力を持たない。こういう類似性があるから、ノルウェー領グリーンランドの運命を単に脆弱な環境を抱えた辺境の小社会の問題で、我々の住む大きな社会とは無縁のものだと片付けるわけにはいかないのだ。東入植地も西入植地に比べると大きな社会だったが、末路は同じで、ただそこに息つく間での時間が長かっただけだ。”
”首長と聖職者たちが重きを置いたものの多くが、やがて社会に取って有害であることがわかった。” 
”首長たちは結局、進化を失うはめになった。彼らが自分たちのために確保した最後の権利は、最後に飢え死にする人間になるという特権だったのだ”


”アイスランドの入植が始まった頃、この島の四分の一の区域は森林に覆われていた。入植者たちは、牧草地をつくるため、そして樹木を薪、木材、木炭にりようするために、森林を次々と切り払っていった。もともとの森林地帯の80パーセントが最初の数十年間で切り払われ、現代までに96パーセントが切り払われたので、現在森林が残る区域は総面積の1パーセントに満たない。”「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの」
ジャレド•ダイアモンド より

アイスランドの雄大な景観は自然ではなく、不自然に人為的な影響によって作られた景観だったんですね。まったく知りませんでした。考えさせられました。

おすすめです。 
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[2014/10/29 13:39] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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