[読書メモ]菊と刀
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ルース•ベネディクト

p135
日本人の義務ならびに反対義務一覧表
1、”オン”〔恩〕受動的に蒙る義務。人は「恩を受ける」、また「恩を着る」、すなわち”恩”とは受動的にそれを受ける人間の立場から見た場合の義務である。

2、”オン”の反対義務
 人は恩人に、これらの負債を「払う」、また「これらの義務を返す」、すなわちこれは、積極的な返済の見地から見た場合の義務である。
A “ギム”〔義務〕はどんなに努力をしても決してその全部を返しきれず、また時間的にも限りのない義務である。
•〔忠〕天皇、法律、日本国に対する義務
•〔孝〕両親ならびに祖先(子孫を含むに対する義務)
•〔任務〕自分の仕事に対する義務
B”ギリ”〔義理〕自分の受けた恩恵に等しい数量だけ返せばよく、また時間的にも限られている負目
(1)世間に対する義理
 •主君に対する義務
 •謹慎に対する義務
•他人に対する義務
 その人から受けた「オン」例えば金銭を貰ったり、好意を受けたり、仕事の手伝い(”ユイ”〔共同労働〕の場合の如く)をして貰ったりしたことにもとづく。
 •遠い親戚に対する義務
 これは別にこれらの人々から「恩」を受けたからではなくて、共通の祖先から「恩」を受けたことにもとづく。
(2)名に対する義理 (プロシアの名誉にあたる)
•人から侮辱や失敗のそしりを受けたときにその汚名を「すすぐ」義務、すなわち、報復、あるいは復讐の義務(注 この仕返しは不法な攻撃とは見なされない)
 •自分の失敗や無知(自分の専門とする事柄における)を認めない義務
 •日本人の例説をふみ行う義務、例えば、あらゆる行儀作法を守ること、身分不相応の生活をせぬこと、みだりに感情を表に出さぬことなど。


p258
真の罪の文化が内面的な罪の自覚にもとづいて善行を行うのに対して、真の恥の文化は外面的強制力によって善行を行う。
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[2014/09/06 22:59] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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