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チップ制度にはやはり反対。


ハワイに来ると、各所でチップを払うことになる。
気持ちのいいサービスを受けた時には気前良く払ってあげたいし、(もちろん、そんなにお財布にお金が入っているわけではないので)最低限のマナーとしてチップを支払う。

しかし、日本人からしてみると、チップの制度自体に疑問を感じている人も多い。 

 例えば ウェイターはすでにレストランから時給をもらっている訳だから、客にサービスをするのが仕事なのに、サービス料に上乗せしてお金を求めるというチップ制度自体の意味が分からないと言う方も多いだろう。僕もその一人だった。
 チップ制度のために、テーブルごとのウェイターが決まってしまい、注文を頼みたくても他の人にはなかなか頼めず、時間ばかり掛かってしまうとか、、


 ただし、ウェイターの給料は安く、チップ制度で成り立っている側面もあり、良い仕事をする労働者が良い給料が得られるというのは理に適っているいるようにも思う。
 実際に優秀なドアマンは1年前の来客のことも覚えているというし、このような人はドアマンであってもプロ中のプロだし、尊敬されるべきだと思う。当然、仕事の種類には優劣がないというという考えからすれば、その道のトップである人間は、他業種のトップの人間と同じように高い賃金が支払われるべきだと思う。

 ただし、チップ制度は全ての仕事は同等に価値があるいう考えとは根本的に相容れない。

 サービス能力がある人に賞賛としてかもしれないが、報償を貰えるということは、その仕事自体を貶めていると言える。
というのは、チップ制度がなければ、そのサービスに勤めている人間は最高のサービスを提供しないということが前提にある。昔は、ウェイターなどのサービス業は、底辺の仕事であったろうし、言い方はわるいが低学歴でも出来る仕事だった。
 
 サービスの向上を図るため、馬に人参をぶら下げるようにチップ制度が取り入れられた歴史的背景があることは決して否定出来ないだろう。つまり、チップがなければ、下層の仕事をする人間はきちんと働かないと。


 となると、チップを貰える仕事というのは、下層の人間がする下等な仕事であったという、古来からの貴族と平民、白人と黒人、市民と奴隷の関係の背景から切り離せない。ココが平均的には世界一のサービスを提供をしているだろうと自負する日本人から相容れないところなのだと思う。

 
 チップ制度を続ける限り、支配層と被支配層の旧体制から抜け出せないのかと思うと、チップ制度は必要であっても、社会的に機能していても、やはり私は反対なのだ。


チップについてはこんなことも書いていた。
http://hirokijourney.blog35.fc2.com/blog-entry-49.html

http://hirokijourney.blog35.fc2.com/blog-entry-122.html
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