世界に散らばる日本の文化財のための修復センターを!
日本の文化財は日本にある文化財だけではありません。

明治期から終戦直後に海を渡った、屏風絵や仏像など多くの日本の文化財が世界各地の美術館•博物館には収められています。その中には日本にあれば重要文化財になっていただろう文化財も多くあります。特にアメリカには多くの日本の文化財が渡っています。けれど、一般的に和紙など西洋になかった日本の文化財を修復する技術を現地の美術館は持っていないのが現状です。毎年のように研究の公開や、ICROMなどの研修によって技術移転も行われていますが、現地の博物館だけでは手におえないものもあります。

と、なれば、現地では修復出来ない日本の文化財を、日本に持ち帰り、修復して次代に残していくことが求められます

クールジャパン機構も大々的に発足したようですが、古来からある日本の芸術や文化のバックグラウンドがあってこそ外国人が日本を素晴らしいと思って頂けているんじゃないでしょうか。このまま修復の手を伸ばさなければ、海外で徐々に朽ちていく文化財も多くあります。この文化財は海外の人にとっても、日本人にとっても宝です。これを保護していく地道な修復活動が必要でしょう。

近年、文化の輸出、交流というと経済産業省主導のマンガや日本製品に着目した経済に直結する形での動きが盛んです。平成25年度の日本における世界遺産推薦資産を日本の工業の歴史と関係ある九州の近代工業化資産が内閣官房主導で選ばれたのも、文化が経済的な論理で利用されていることの表れのようにも見えてしまう。文化って、経済指標だけで図るものでしょうか?オリンピック開催への経済論理の件もそうですが、僕らが本当に見たい世界ってお金で判断される世界ではないはずだと信じています。

 来年度は 全ての省で大幅に予算が増されるようですが、文化省の予算はほぼ横ばいとのことです。大きな政府を作る必要はないと思いますが、きらびやかな交流や一目を引く文化ばかりに傾倒して予算配分していないだろうでしょうか。

 かくいう、自分も知りませんでした。海外にある貴重だが朽ちていく日本文化財があること、それを修復したい現地の声が多くあるが対応出来ないでいること、日本の修復する人間の勤め先がないこと、若手が育たず失われて行く日本の修復技術など、これまで全く頭の中にありませんでした。


世界中にある、日本の文化財を修復する一大センターが日本にあってよいのではないか。
これこそが日本しか出来ない国際貢献であり、真の文化外交だと僕は思います。
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[2014/01/22 23:04] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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