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静岡県の建築巡礼
東海道の道中に建築探訪。
いやー、建築は楽しい。常に牙は磨かなくては。


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掛川市役所(日建設計 林昌二氏)
緑のある素晴らしいロケーション。

茶畑をイメージして階段状のデザイン。執務室に打ち合わせスペースがなく、市民も市役所員もアトリウム側での打ち合わせ。働いている人も気持ちがいいし、公開性があっていいんじゃないかな。この霜取りの扇風機もきちんと機能する。温かい空気がたまる冬場に使うようだ。

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この会議場。天井は市民と行政と手と手を合わせたようなイメージで作られたそう。空間は良いのだが、ソフト面に問題あり。パワーポイントによるプレゼンが出来ないらしく、常に書類をプリントアウトしているとのこと。→全てのテーブルにi-padを揃えておけばいいんじゃないかな。
 極めつけ。議場の真ん中のテーブルには元々速記者がいたけれど、現在は録音で対応している。しかし、この録音、、テープなんですって。。。。テープが無くなるの

で困るといっているが、ICレコーダーを1万ぐらいで買ってくれば良いだろうと思う。100万ぐらい実費をかけるだけでも、きちんとした環境を整えられると思うのだが。何処の市役所でもそうなんだとしたならば、提案する価値があるかもしれない。

なにも何千万も掛けて空間ごと変える必要はない。

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裏側からみると議場と全景はこんな感じ。新幹線からも目立つ。

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お茶の葉をイメージした車寄せの屋根。
プロは雨樋を見るんですが、雨の雫が足れるように葉の先から水が落ちるようになってました。
turn over


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資生堂アート・ハウス(谷口 吉生+高宮真介)
小振りだけれども、谷口さんらしくフロアのレベルを変化させて縦長の形状にも関わらず上手に動線をまとめている。豊田美術館、MOMAなどのように角部には区切られた隣の空間を覗かせる仕掛けがあり、狭さを感じさせない。展示内容は奈良美智のようや、蔡強国など世界的なアーティスト作品があり、小粒だが展示も充実。

資生堂企業館もいかに会社としてアートによるイメージを作り続けたのかが、分かる。


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ねむの木美術館。藤森照信氏の美術館は感情と五感に訴える。始めから心の中にいたような、見た瞬間に受け入れてしまうような優しさがある。秋野不矩美術館(これも傑作)では、靴を脱いで入る形式で足からの触感が印象的だったが、ここでは匂いが印象的だった。内部の木の香り、外部の草の香り。
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内部には障害のある子供の絵を展示している。子供の絵は天才的。この色彩は大人には出せない。この子供の絵を包み込むように温かく、絵と調和していた。午前中にみた谷口さんの美術館ではこの調和は生み出せないだろう。ドーム内の空間の柔らかさは、糸魚川の谷村美術館以来ぐらいの衝撃。この美術館は小振りだが世界的な傑作。


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(旧)ねむの木こども美術館。坂茂氏作。
単純な形態で始めは「あれ?」と思ってしまったが、内部をみてみると三角形のモジュールで全てが構成されているのを見て、さすが!と納得。
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材料は再生紙のハニカム材。展示のボックスも3角形でもよいと思うけれど、それだとやり過ぎだったのかな?展開力のある構造をもった意欲的な建築だけれども、藤森氏の後だけに子供の温かい絵を包み込む美術館とは言いがたい。

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東山旧岸邸
旧岸信介(元総理、安倍晋三さんのお爺さん)邸は 建築家・吉田五十八によってつくられた。現代数寄屋。吉田五十八って、お父さんが58才の時に生まれた子だからだそう。山本五十六の名前の由来もそうでした。

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虎や工房。内藤廣設計。庭と一体となり、非常に素晴らしい作品。こんな空間でこそ、虎やのお菓子は美味しい。

ついでに虎や菓子寮にも行きましたが、こちらもホスピタリティーgood。

 帰り道に新東名道路を通ったが、景観が非常に美しい。特に静岡の茶畑が見える道中はそれはそれは美しい。おそらく、今年は茶畑と富士山を合わせてとる風景写真が流行るだろう。もちろん景観が綺麗という事は森を切り開いてしまったと言えるかもしれないが、それだけではない土木的工夫も随所に見られる。トンネルも東名とは違って自然に溶け込むようにデザインされている。入り口は見付けを細く、エッジだけしか見せなくしているし、崖地崩落防止の工事がなされたあとの景観修復も丁寧になされていて、近年になって緑が回復してきたのだろう。加えて、新東名のSAのサービスは格段によくなっている。粉ミルクに適した温度のお湯が出る場所、電子レンジ、授乳室などがあると、赤ん坊がいる利用客にとっては非常にありがたい。時代は少しずつ進化しているんだな。
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[2013/07/06 23:51] | 建築・都市コラム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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