読書メモ-「地域再生の罠」
「地域再生の罠」 久繁 哲之介

商店街再生系の本を最近買って読み始めるようになったが、その中では良本の類。商店街再生に関わる根本的な事が書かれている。

この本には事例集ではないが、扱っている商店街は、地方都市(県庁所在地)程度の規模を見ているので、完全な地方の田舎町には合致しにくい例も多い。商店街の再生本は商店街の規模分類も始めに定義してもらえると、当事者(読み手)としては助かるだろう。商店街の規模が違うと、あまり当事者が実感を持って読めない。

この著者はハッキリ意見を書いてくれているのでありがたい。抜粋すると
・ “アンケートの8割は結論が事前に決まっている。”
(よく行政もアンケートをとっているが、ほとんど意味をなさない物も多く、かつ、異なる部署で多数行っている。労力の割に提案に繋がっていない。)
・ “失敗には目を向けない、責も問わない”
・ “箱物の撤退・建設に冷静な対応を”
・ “成功事例の安易な模倣が地方を衰退させる”
・ “なぜ、まちづくりや地域再生の情報は「うそ」ばかり流布され続けるのか。”
・ “本来は競争で淘汰されるべき小売店が生き残っている。”
・ “「どの商店街を残すか?」、「残すと決めて商店街を、それぞれどのように支援するか?」つまり、「選択と集中」が求められるのである。商店街はまちの顔だから全てを支援しようとする懐古論にもとづいた現行施策では、逆に商店街の衰退、もしくは消滅をさらに加速させるだけだろう。”
・ “イベントにおいて大切なのは、主催者も遊ぶこと。”
・ “私益よりも公益”

アイディアも少し述べられており、例えば
・ “駐車場などの未利用地は、テニスコートやバスケコートに。”
・ “戦略的赤字施設”

など。商店街の再生は個別事例ではあるが、アプローチとして納得できる内容が書かれている。
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[2013/06/19 01:49] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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