商店街再生に想う-1
s-商店街

先日、宮崎県日南市油津の商店街の再生計画について考える機会を頂いた。


現地に5日間程滞在し、提案を寝る。この商店街を含む中心市街地は中心市街地活性化基本計画の事業が通り、多額の予算が降りた。商店街に対する事業の一つは、新しく商店街にテナントを4年で20軒入れること。
現段階で、何も手を施さなければ、この商店街に出店者は現れてこないだろう。実際のところ、これまでの空き店舗対策事業や商工会議所のチャレンジショップ制度によって、6年間で27店舗ほど入ったそうだが、結局2店舗ぐらいしか残らなかった。しかも、出店時に改修費の1/2補助や家賃補助、出店3年後の成功報酬30万円などを付けた結果であり、その補助期間が終われば出て行った。言いづらいことだが、現在の商店街は補助なしでは出店する魅力のない場所になっている。

地方都市の商店街はどこでも試練の時期を迎えている。それは個々の営業努力や行政の努力などだけでは解決出来ない課題をはらんでいる。大型店舗の出店や交通の発達、インターネット販売など過去にはなかった状況となり、つ戦後に生まれ育った商店街という形態自体、もう、時代背景に合致していないのかもしれない。もちろん私は街の健全な中心市街地の重要さを知っているし、ヨーロッパの中心市街地は再生したことを思えば、私は再生は可能であるという立場だ。しかし、「かつて」の商店街のように商業だけで賑わいを持つ事は現代日本ではすぐには実現できないだろう。商店街は過渡期であり、同じものを再生するのではなく、新たな商店街の形態を生み出す事を求められていると言える。

 次に、油津商店街ではテナントミックスサポートマネージャー(以下TMSM)という商店街再生の請負人と市が委託契約を交わす。何故、商店街を公費を使って再生させねばならないのか?このように市民から問われることになろうが、事実は異なる。単に個々の商店を守るだけなら、商店主にその分のお金を分けて払えば良いだけだ。しかし、それをしない。ということは、TMSMには商店街の商店のためだけに働くのではなく、もっと大きなこと、市民/地域全体のために働くために税金を使うことになる。

"地域のための商店街"。これが次世代の商店街の鍵になるだろう。

(part-2に続く)
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[2013/06/12 20:04] | 日本 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top
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