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[080303]New York
昨日はついていなかったが、今日は出だしから好調だ。夜中の2時に空港からダウンタウンまで飛行機で話していた人に連れて行ってもらった。バスが無いので街まで行くのにイエローキャブで50ドルは使うと覚悟していたので助かった。旅行中、いろんな人の親切を受ける。世界はやさしさで満ち溢れている。

 友達のカナダ人の家に到着。実家の隣にある祖母の家に5ヶ月ほど住んでいたカナダ人だ。今はアーティストとして成功しており、ブルックリンに住宅兼スタディオを構えていた。4日学校で教えて、3日は製作にいそしむという生活だ。住宅はドローイングやアートブック、手作りの家具が配置され、まさにアーティストの部屋という感じであった。
s-DSC_4322.jpgs-DSC_4324.jpg


彼のアートは建築作品(たとえばLe CorbusierのVilla Savoyeなど)を段ボールでつくり、水で融解させたものをドローイングに起こすという手法をとっている。彼の書棚にはいくつもの建築本があり、日本にいたときには気が付かなかったのでびっくりした。時間が経過するだけではなく、その時間でそれぞれが成長するということなんだなぁ。

彼と奥さんと一緒にMOMAへ。8年前に来たことがあるが、谷口吉生氏が増築してからは初めてなので実にエキサイティングだった。

建築を見るときに、建築家がなぜこの形にしたのか考える。もし、この壁の色がもっと薄かったら、壁の長さが長かったらどうなっていたのかを考える。そう考えたとき谷口氏のデザインは完璧なのだ。あるべきところに開口部があり、色使いにも隙がない。展示室の照明とオープンスペースにおけるトップライト、照明の使い分けも見事でミニマリズムの極地でありながら、単純さをまったく感じさせない。

ついでに美術館では彫刻を見るときに、もし、これが建築空間だったらと考えてみる。1/50の縮尺だったらどうか、1/100だったらどんな素材で壁面を構成するか思い描いてみる。そう考えると、コンポジションを追い求めた彫刻にもより面白さを感じるのは職業上の役得だろうか。

 MOMAは広く時間がかかる。説明の要る現代アートや視覚に関する芸術は得に時間がかかる。芸術家はいつの時代も普通の人が見ていなかった世界を見せる。モンドリアンの絵などは立ち位置を適切に合わせて見続けることによって、描かれている色が動き出していく。モネなどの光を抽象的に描いた作家もそうだ。対象の絵と自らが持っている現実のイメージを重ね合わせるのには時間がかかるが、それがぴたりと重ねあったとき、絵が驚く程の光をもって見えてくる。現実のものから、このような抽象画に落とし込むまでどれだけの工夫が必要だったのか、先人の偉大さに感動するばかりだ。

建築をいくつか鑑賞後、彼の手料理で楽しく夕食を楽しんだ。いい一日だった。
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[2008/03/03 13:50] |  -USA | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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