イタリア日誌-68「T-day!Bologna」
s_RIMG2682.jpg
先進的で実験精神に満ちたBolognaで都市計画の新しい動きがあった。


去年から社会的実験が行われていたけれども、先週(2012年5月12日)からボローニャにおいて週末朝8時から22時まで中心市街地から全ての車を追い出して歩行者天国(自転車は可)にすることになった。20,000㎡の商業地区と文化地区が実現した。
s_RIMG2675.jpg
s_IMAG1189.jpg

広い道に、オープンテラスや大道芸人。アクセサリーショップに音楽、新しくできた空間を目一杯使って新しいにぎわいと楽しみを作り出していた。



 歩行者専用エリア内は公共バスでさえは入れない。バスの乗り場もタクシー乗り場も変わってしまう。そのかわり、遊園地にあるような列車型の車両がこれまでより効果的に使われるようになるだろう。
s_IMG_6107.jpg
(イタリアの観光都市では多く見ることができる。現在の様に汽車に似せたデズニーランドの乗り物として観光利用するのではなく、実質的な移動手段として認識されるようになると予想している。例えば8〜10人乗りの電動カーにして数を増やせば十分機能するはず)


このような歩行者天国を日本で実現を試みた場合、バスの路線もタクシー乗り場を変えることのハードルが高い。民間や各省や部門の高い垣根のせいもあるが、要するに都市戦略として統一見解を出せる人間、もしくはコンセンサスを得る構造が成り立っていない。その点、ボローニャではUrban Centerを中心にして、多くの関係者をイベントに巻き込み、近隣商店への経済的メリットを説き、社会実験をしながら検証しながら市民のコンセンサスを得た。このように都市戦略を組み立てる仕組み、街への強い愛情と強い変革への意志が必要なのだろう。



また、この出来た空間をどう市民が楽しめるか。賢い人ほど市街地を歩行者を誘導するよう計画を描くけれども、一方で道を楽しい空間に変えることが苦手だったりする。お祭りごとの好きな人こそが本当に街を活性化する。要するに、まちづくりには知性とバカが必要だ。日本にはいまいちバカが少ない上、バカを粛正する(形而上の)PTAみたいな人が増えていったら、街は楽しくなるはずがない。

 まずは街を楽しむことを、共有したい。




T-day 公式サイト
http://www.tdays.bo.it/index_en.php
関連記事
[2012/05/20 08:25] | -都市 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<フェッラーラ地震速報 | ホーム | イタリア日誌-67「カフェ文化」>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://hirokijourney.blog35.fc2.com/tb.php/607-9b448d78
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |