イタリア日誌-61「大学卒業の儀式」
さて、街におかしな人がいつもより多くなって来たのは、春になっただけでなく卒業シーズンだからだ。
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 イタリアではドクターは博士を指すのではなくて大学の卒業を指す。(ドクターはPh.D) で、3月が来たら大学を卒業する日本と違って、大学で論文が担当教授に認められたら卒業となるため、卒業時期がみんなバラバラ。

 この卒業(卒論受理)を祝うため、家族や大学の仲間や古くからの知人が集まる。
祝われる人は仮装して、街を練り歩きながら、周りの仲間は大声でこう歌う。

dottore! dottore! dottore del buco del cul vaffancul vaffancul♪
博士!博士!くそったれのおつむ空っぽの博士♪
(意訳:大学卒業しやがった!お前卒業しちまいやがった!だけどなぁ、大学卒業したって結局お前の頭空っぽさ!おめでとう!)

祝ドットーレの参考メロディと歌詞:
http://youtu.be/hycBvbFQ7gM
(実際には街を徘徊しながら大声で歌いまくる)


 こんな感じで主役が周りの仲間にちゃかされるイベントなので、仮装させられたり、過去の恥ずかしい歴史がまとめられ、酩酊していた時の写真が学校の周りには貼られてしまうわけだ。

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仲間が模造紙一枚にきれいに恥ずかしい歴史をまとめ、大学の目の付くところ(校舎の外とか、構内の壁)に大きく張り出されている。色々工夫されてて面白い。


このイベントはフィレンツェから北。特にエミリアロマーナ州やベネト州が本家らしいが、今ではローマやミラノ何処でも行われている感じ。
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実に馬鹿なイベントではあるけれども、これもイタリアの風物詩。ガイドブックには説明が載っているのを見たことが無いのでご紹介しました。

同郷の友人や親類がわざわざ卒業の日(卒論受理の日)に集まり祝う、イタリアの固い絆の分かるイベントとも言えるかな(笑)。


(※写真の一部はネットから頂戴したものもあります)
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[2012/04/01 03:54] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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