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イタリア日誌-51『ユーロ崩壊に思う」
この日経記事を読みました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111227/225721/

 ユーロの失敗の原因が地元愛や動かない国民性によるものという指摘に、なるほどと思います。 3年前、ユーロ圏を旅したときには、ユーロは1ユーロ180円を越え、ユーロはまだまだ強いままだろうと感じた。というのも、ライアンエアーやイージージェットなどの格安航空が出てきているなかで、若者が国境もなにもないかのように動き、人もモノも金も動く世界が出来ていることを理解したから。少なくとも、そのときも今もユーロの若者には、ヨーロッパの国境はすぐに越えられる。

 けれども、実体的には人は動いていなかった。どんなに街が衰退していっても街を離れず、自分の街を政府か誰かが保証するものと思っているのは確かだと今なら思える。若者は外国に出ることもなく、国内にとどまり、職のないまま不満だけをためる。(事実、イタリアの学生は毎週地元に帰る)

 一方、中欧や東欧の若者達は西を目指す。貧民だけではなく、西欧の政府が望むように医者等の優秀な人材として西欧諸国で学び、職を得て行く。少子化による労働者不足を補うために、移民は絶対的であるはずの西欧諸国も自分の移動をしないことはさておいて、排他的になってくる。去年中国には何億ユーロが中国に送金されただの、内向きな思考をし始めている。相対的に、一国の紙幣の価値が下がるだけならば、その国に仕事が増すだろうし、そこに出稼ぎに来る人間も少なくなる。だけれども、今のユーロの失敗は、前述のインタビューが書く通り「知性の失敗」他ならない。バイクや車で世界一周をしたジム•ロジャースのよう、に地べたを沿って世界を見た人間でなければ分からない感覚がある。観光ではなく、思考回路を地元の人と同じくするような旅をしなければ感覚は少しも、自分の思考回路に組み込まれない。この思考は知性とは違う。知性も大事だけれども、知性だけで世界が成り立っていないと理解することが世界を動かす人には必要なんだと思う。

 さて、僕なりの見解を話せば、今はユーロは失敗であったと言えるだろうが、それは単純に時期が早かっただけだと思う。10年後にはそれが当たり前だったと言える。コレは経済的な観点ではなく、ヨーロッパを駆け巡ったヨーロッパ人が40歳50歳になるという事実から。単純だけれど、どの世界の歴史を振り返っても、正しいと思う。
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[2012/01/09 07:59] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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