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イタリア日誌-48「Presepio プレゼーピオ」


 イタリアの各地ではクリスマス(12月25日)から御公現の祝日(1月6日)の翌日まで、キリスト降誕の場をジオラマにしたpresepio(プレゼーピオ もしくは presepe)というイベントが各町で作られます。日本でもそうであるように模型好きな人が、何ヶ月もかけて用意し、見事なpresepioを準備します。基本は教会内に飾るのが一般的ですが、街のあちこちでみることが出来ます。

バチカン/サンピエトロ寺院のプレゼーピオ
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 市民が自主的に作るものもたくさんあるので、このようなキットがクリスマス前には、クリスマスマーケットに売り出されます。(ferrara)

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こちらは、町の行政施設の中庭を使ったpresepeのコンテストでしょうか。(Caserta)
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 この時期には、キリスト系のアソシエーションが中心になって、教会施設内でキリストの誕生のストーリーを演じることもあります。アルベロベッロでは町の人が役者となって、古い街並が残る一区画を使って観光客や地元の人たちのために昔の生活を紹介する芝居が行われていました。
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 行政施設で無料のチケットを受け取り、教会内でのちょっとした舞踊を見た後、20人ほどのグループごとに街を練り歩きながら芝居を見て行きます。今年は小麦がテーマになっていて、小麦の重要性や、小麦による村の共同体の結びつき等を紹介し、見る人も見られる人も楽しんでいました。

結婚式の様子
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石臼で小麦を挽く様子
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鍛冶やさん
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古い街のトゥルッリに入っては、昔ながらのパンの作りの様子や織物の仕事ぶりや、靴職人も見ることが出来ました。
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流れ星があっちに流れていったという村の人の声に導かれるように最後の住宅にたどり着きます。そこには馬小屋を模したトルッリ内で、本物の生まれたばかりの赤ちゃんが生まれたばかりのキリストを演じていてびっくり。地域資源を住民が活用して楽しむという好例でした。
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(赤ちゃんは寝ているだけですが主役です)

ツアーの終わりには、ドネーションとして寄付を募ることもあります。今年は日本の津波の為の為だったのか、日本人からは寄付を受け付けないようでした。終わりには芝居中に作っていたお菓子に加え、ワインが振る舞われ、しかも、芝居中に作っていたパンのレシピが見学者全員にお土産として配られていました。


さて、

 キリスト教が地域共同体と一体化して、まちを運営する仕組みがまだまだイタリアには残っています。檀家や神社を中心としたお祭り共同体が日本で弱まっている今、日本は地域共同体を新たに作り上げる、という簡単なようで難しい課題があります。ただ『街を楽しむ』と言う当たり前のことが出来れば、きっとうまく行くはずだと僕は信じています。
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