イタリア日誌-38[baci]

東京ではエスカレーターでは左側に立って、右側を上っていくけれど、大阪では逆。新幹線を降りて、地下鉄か何かに乗り換えるときにちょっと「あれ!?」ってなって、慌てて、左側を空けることもある。日本では車は左側交通だけれどもヨーロッパは右側交通。各国で違う。日本は関係ないけれど、一つイタリアの慣習で右と左がちょっと混乱することがある。

 その一つがBaci(バーチ)。

両ほっぺに交互にチュッチュとするラテン国特有の挨拶。これがヨーロッパと南米では始めにキスをする頬が右と左と順番が異なる。なので、うっかり左側からだと思って首を左に傾けるのだけれど、相手が南米の人だったりすると向こうも首を左に傾けて、、、、、と、うっかり唇を奪ってしまいそうになる訳だ。

これが女の子だったら、

「まぁ、うっかり間違っちゃったよ。えへへ、Forutuna(幸運)をありがとう」

で済む話だけれども、この挨拶、仲が良くなったり、人によってはイタリア人男性同士でもバーチをすることがある訳だ。滅多にないけれど、ちょっと、男同士で、、、というのは、ご勘弁願いたい。


 このバーチは地中海の文化なので、当然地中海を挟んだアラブの国にもバーチの慣習はある。アラブをとらえるときに、西洋と対極的にとらえることもあるけれど、地図を見れば地中海に沿った文化圏としてとらえることも出来る。ローマ遺跡はチュニジアにもエジプトにもリビアにも残っているし、考えてみれば当たり前なのだけれどもついつい忘れてしまう。バーチの習慣があると言っても、イスラム国家なので男性と女性がバーチをするなんてことは無い。男同士で行う。バーチのようにキスをしないけれど、頬と頬をすりあわせる。アラブの男は髭が濃くてゴワゴワでタワシの様なので、僕のようにツルツルの様なお肌とゴシゴシ擦り合わされるときはさすがに好きになれない。エドワード•ホールの隠れた次元の仲で対人距離が最も短い民族はアラブ民族だという研究結果が出ていた。それに暑い国なので汗をかいている場合も多いし、結構体臭も強い民族だ。一方、日本ほど対人距離が離れている国はそうはない。アラブ人と仲良くなるのはいいが、ちょっと男同士でのバーチは勘弁し願いたいというのが日本人としての本音だろう。


 さて、バーチの話。イタリアでは始めは左側。左右左と戻る場合もあるので、相手のリズムを読み取りながら。男性諸君はわざと間違えないように!

追記、
あ、始めは右からだったね。イタリアでは。
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[2011/10/14 23:01] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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