イタリア日誌-36「リビアの未来」
 最近リビア人とよく話すのだけれども、あの国は大量の石油がある。長い海岸もある。美しい観光資源もある。イスラムとの付き合い方をきちんと律することができれば必ず素晴らしい国として再生するだろう。自分の国に誇りを持って話す目こそ、その未来を象徴しているように僕には思えた。彼はリビアの内戦時には8ヶ月間トリポリにいる家族と連絡を取れなかったそうだ。最近になって家族と連絡が取れ、リビアの人々は自由を喜んでいると、目を輝かせて語ってくれた。


 僕が考えるリビアの将来像として、オマーンが浮かぶ。
(オマーンに関しては2008年8月の日記)
オマーンは親米国家であるけれどスルタン(王)による絶対君主制を維持し、豊富な石油資源と少ない国民、長い海岸線がある。山岳地は多少あるけれどイエメンのように部族が強すぎない。とはいえ誇り高きベルベル人のことだ統一を維持出来るかは重要なポイント。1949年の国連の決議により1951年にリビアはキレナイカ、トリポリタニア、フェッザーンの3州による連合王国として独立したが、この3州が分割しないかが今後も見守る必要はあろう。


2008年のデータではリビアの人口は620万人、人口密度としてはわずか3人/㎢だ。それに対して貿易黒字を維持する為にこれまでも石油の量を制限しており、石油の埋蔵量はアフリカ1の埋蔵量をほこる。
 一人当たりのGDPはアフリカでは最上位クラスである1万ドルを超える比較的裕福な国であり、先進国に並ぼうとしている。2010年のリビアの一人当たりGDPは12,062ドルであり、隣国と比べると、エジプトが2,771ドルと圧倒的。
また、教育に関しても6歳から15歳までの初等教育と前期中等教育が無償の義務教育期間となっており、その後3年間の後期中等教育を経て高等教育への道が開ける。義務教育に限らず、国公立の学校の学費は無償である。2003年の15歳以上の人口の識字率は82.6% である。(Wikiより)


 オマーンは少ない人口と豊富な資源にあぐらをかいて、労働力をチュニジアやパキスタンなどの海外から労働力を求めた。結果オマーン人は怠惰な国民性を強めてしまった。 
 オマーンを模範とせず、リビアは教育国家として自国民と他国民を育てる国になってほしい。アラブのみならずアフリカを支援する国家として成り立つことができれば、石油をベースとした教育、医療含めたリーダー的な存在になりうるだろう。リビアで教育を受けた人間は、かならずリビアに恩をいつか返すことだろう。対アフリカに関しては良くも悪くもカダフィぃ政権時代から試みていたことで、この路線を追従することにはなる。現在アラブではヨルダンやサウジアラビアが教育•医療国家となろうとしているが、サウジでは宗教的な観点から完全に開いているとは言いがたい、ヨルダンでは経済的に難しい。リビアが新国家建設時にリビア人の富や利便性に直結することのみ考えずに、20年後の未来の為に投資出来るかに新国家建設が掛かっているように僕は思う。


リビア人のムハメッドが話すリビアにいつか行ってみたい。そして、まだ見ぬアフリカの大地へ。


 これからリビアの明るい未来を信じて!サラーム!
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[2011/10/12 21:59] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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