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イタリア日誌26-「73番目の国 サンマリノ」
サンマリノはこの21世紀にも関わらず、たった61㎢の面積 わずか人口3万人で未だに独立共和国として成り立っている。この国はイタリア統一のために戦ったガリバルディを一時期匿い、援助したことによりその独立をイタリアによって保障されている。


 こんなにも小国であっても成立していたのは、山岳地の街として鉄壁の守りを誇っていたからだ。この断崖を上って攻め落とせた軍隊はいなかった。海の街リミニが近くにあるが、どんなに大勢の軍隊が攻め入ろうとも決してサンマリノの人々は降伏せず、撃退したばかりか、逆に攻め入るほどの気概を見せていた。
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(こりゃ、攻めるのも大変)

 
 この小国サンマリノでは、小さい国ならでは制度を見ることができる。
例えば、法人税はあるけれど消費税や酒税などいっさいなし。これによって、多くのイタリア人がサンマリノに買い物にきて国が潤う。シンガポールと同じような戦略だ。
サンマリノを有名にしているのは記念切手が挙げられる。小さく、簡単に作れて高付加価値をつけられるので、非常に有効な戦略だと思う。そしてこの国では、ユーロコインの裏側に独自の模様を入れられることが認められている。
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(ユーロコインは、表側が統一デザイン、裏側はユーロ加盟国それぞれがデザインを変えて入れられる。)



 政治は伝統的に半年に2人ずつが首相となる。そのため1年で4人の首相が排出されるので、流石の日本も負けてしまう。日本で首相になるのは難しいけれど、3万人の国で毎年4人なら、頑張れば首相になれるかもしれません。国会議事堂も小さく、わずか10人で行われている。
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 法制度も面白く、3万人程度の国ではみんな顔見知りに近くなって、公平な裁判が行えないので、裁判は外国人によって行われる。これはとても潔い選択だと思う。


 サンマリノは、山岳地帯なので当然交通は不便ではあるのだけれども、地形と一体となった有機的で魅力的な都市。ペルージャしかり、ウンブリアの都市では現代においてどうやって車を中心地(山の上)から減らして、人を運ぶかがポイントになる。サンマリノではゴンドラが大きな交通を担っている。
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この辺りは山岳地帯のウンブリアでも特に面白い地形、砦が中心となる街が多い。近くにもSan Leoなどの都市も或るので是非、巡ってみてください。


 
 山岳都市では、まず都市へのアクセスをどうするかがポイントになる。サンマリノではロープウェイが設置されて、駐車場から一気に中心にアクセス出来るようになっている。



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 夕焼けの前でのピアノの演奏。観光客は、夕焼けとともにすばらしい音楽を楽しむことが出来る。

 
山岳地に住む人の性格を総じていうと、独立心が強く、それが総じて高いプライドに通じる。そして、父性が強くなり、家長制度も重んじられる。小さな単位での階級制度が作り上げられる。これらは、イエメンやパキスタン等の山岳地帯を巡ってみて感じたことだ。また、中国や日本での事例を見ると独立心から社長として経営を始める割合も多いのが山岳地の住民だ。となると、独立した国の集合であったイタリアの中でも特別的に何百年も独立を保ったサンマリノの人々にも同じことが当てはまるのではないか。怒らせたことはないけれど、怒らせたら結構気性が荒いかもしれない。
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[2011/09/19 05:40] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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