イタリア日誌8【ペルージャ Perugia】

トスカーナはイタリアのハートだ。以前イタリア人の友人が話してくれた。シエナやアッシジなどの小規模都市に観光に行く人も多いけれども、是非ペルージャにも足を運んでもらいたい。都市への知的好奇心を誘ってくれる素晴らしい山岳都市だ。

ペルージャ山岳とし

 ペルージャは防衛のために小高い山の上に造られている。歩いて街に入ろうと思えば、当然、上り坂で苦労しなければならない。もちろん防衛の必要がなくなってからは、高低差を解消やショートカットのための建物が造られたりした。
ペルージャ街並


s_IMAG0545.jpg
この階段を通り抜けると上の街へと繋がっていける。


他にもたとえば、建物は25mほどの高さで下の道と城壁の上を繋ぐ。内部は市場として利用され、交通を集めることによって商業も成り立たせるという仕組みがあったりする。


 現代の車社会の中では、街の人々が当たり前のように車を使うようになったので、一時は広場でもどこでも環境が悪くなり、渋滞も起こっていた。狭く曲がりくねった道では、車の運行は困難だった。そのためまず90年代に街の主要交通としてエスカレーターを設置した。山の中腹から、何度もエスカレーターを乗り継いで山の上の中心へと人を運んだ。
s_IMAG0551.jpg



 これでも足りなくなると、山の中腹に巨大な駐車場を設けた。この駐車場の無料にして、山の上への車の交通量を減らした。バスのシステムも簡易化し、主要なポイント同士を結んだ。
ペルージャ駐車場

建物の間に見えるのが駐車場



 しかし、これでも多くの人々を運ぶには運送量が足りなかった。

 3年前、ミニメトロを開発した。52人乗りのキャビンを1分毎運行させた。スキーのリ フトのように回転往復していく仕組みだ。このシステムだと修理もしやすいし、交通の状況による調節もしやすい。計画の立案者及び元市長さんに司令室を案内してもらったが、全てがオートで運行され、ジャン•ヌーベル設計のキャビンが効率よく継ぎ目なく動いていく様は圧巻だった。

ペルージャミニメトロ
最終の駅では、回転して向きが変わる。トラムとは違って、この方式だとより多くのユニットを動かすことが出来る。

室内の様子。ジャンヌーベルなので、ピカピカつやのある赤色に塗られている。
フラクニール




山岳都市というか垂直移動都市(パルパライソ、ポルト他)の体験の中では最もレベルの高い交通手段が成立していた。
 日本で在れば、新築される建物のEV等を公開して街の高低差を解消させることも有効なのだろうが、イタリアでは新築は難しいわけで公共交通機関を新たに設けることになる。「中世の街と最新の設備」この組み合わせが実にいい。

駅の終点にはエスカレーターとエレベーターが併設され、駅から簡中心まで単にアクセスできるようになっている。見事。
ペルージャエスカレーター

ペルージャエレベータ
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[2011/07/09 15:51] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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