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石巻市中心市街地の震災復興メモ
中心市街地に焦点を当て、エリアごとに想定される市民事業を列挙し、それらが連鎖して活性化する復興像を描きだしてみたい。

復興市民事業が連鎖し、活性化しながら再生していく

■街の目標像
 まちの長期の目標像を仮に「歩いて買い物に行ける商住一体になった賑わいのある街」と設定する。この目標像の達成出来るよう現況を再編していく必要がある。

○まちに住まう 高密度に住まう。
 石巻中心市街地には駐車場や空き家が数多く見られる。中心市街地52haに対して駐車場は○○haと虫食い状態で存在している。その多くが十分に活用されているとは言い切れない。空き家も○○時点の住宅地図から調べると○○軒あった。被災後は空き家が増えており、これらを有効活用することで特に甚大な被害を受けた門脇や浜町の住民への住まいの受け皿となりえる。

 中心市街地の容積率は500%と設定されており、理論的には被災者住民の従前住宅を集約したとしても十分吸収できる。被災者を従前地から離れた車がなければ生活できない郊外地域に移転させる必要があるだろうか
 今回のような1000年周期の津波が来たときには被害は免れない地域ではあるが中心市街地は商業地や市民サービスが近く利便性が高い。校外地区のように車がなければ住めないという地区ではなく高低差もないため高齢者に取って住みやすい場所である。まちなか集約居住こそが復興の本筋だろう。

○賑わいを生む商店街の可能性
 まちに賑わいを生むのは商店街が元気であることだ。商店街が復旧するまでの間、商業を続けられる工夫が必要だ。また、震災を機に商店をたたむ人もいるだろうが、逆に新たに開業してみたい人もいる。自営やテナント、土地の所有有無等含めて商店主個人個人の意思や状況も整理しながら、商店街に空き店舗を残さない仕組みを考えていかなければならない。街に人が戻れば、お客さんも増えるが、現実的には商店街の集約も必要だろう。
 災害危険地域(84条建築制限区域)によって住宅設置の制限がかかっている地域は必然的に集約せねばならない。商業店舗も年々減っているため、商業が○○年時に比べ約2割減すると想定する。駅から中瀬までの道と寿町商店街の北側中心側半分ぐらいのエリアで集約するように住民の合意の元、誘導していかねばならない。

■エリアごとの特徴•可能性
 仲町通りエリアは容積率が高く、建て替え時に集合住宅などやシルバーハウジングなどの高層建築の可能性があり、駅前から中瀬に向かうメインストリートとしての核がもとめられる。寿町商店街は昔からの市街地であり昔ながらの商店主や歩きたくなるような通り抜けがあるなど低層高密度の町並みが期待される。中瀬は萬画館のある街の中心であり、被災を機に公的に整備することが期待される。(別項目)

■ 商店街の再生と被害甚大地の人々の住宅の創出
街の目標像に向う市民事業を想定してみたい。
<まちなか居住の実現>
① 復興まちづくり会社を事業主としたコーポラティブハウス
 例えば震災前には老朽化しても資金がなく、個別建て替えは難しかった住宅がある。商店街の裏手には小さな戸建て店舗が多く、全壊まで行かずとも、1階天井近くまで浸水した焦点や住宅も多かった。
 現在であれば、被災者への住宅を組み合わせて共同住宅として建て替えることで、地権者は今なら被災者への再建援助費や義援金等を合わせて再建することができる。土地の所有者にも同じ地域に住まい続けたい被災者にも街にもメリットがある。
 復興まちづくり会社をコーディネーター及び事業主とし、共同化する地権者•被災者両方の要望を取り入れたコーポラティブハウスを建設する。

② 定期借地方式による未利用地(駐車場)の利用
 復興まちづくり会社が定期借地方式によって借り上げ、被災者の長期住まいとなるコーポラティブ戸建て住宅を建設する。被災者が中心市街地に住まうことが出来るようになると共に、土地所有者も駐車場ほどの収入はなくとも、定地借地方式であるために住宅内の居住者の有無に関わらず、土地の所有者は復興まちづくり会社から安定した収入が得られる。


<住み続けられる>

③ 住み替えられる賃貸住宅の運営
 信託を街に住まい続ける権利ととらえ被災者復興住宅を所有ではなく、賃貸とするというのはどうだろうか。
ライフステージに併せて一軒家からシルバーハウス、高齢者施設まで住み替えられる仕組みがあれば、将来の住まいに安心し、まちに住み続けられるだろう。
<賑わいのある商業 >
④ コミュニティビジネスを育てる。
 商店街に面した1階は、商業施設を誘導設置する。仮に商店主が店を畳んでも、街で商業を始めたいという市民に優先的に貸し出す。たとえば一定期間はコミュニティビジネスベースで育てることもよいだろう。街の高齢者へのお惣菜を届ける等のビジネスはニーズが高まるだろう。

<歩きたくなるまちづくり>
⑤ 拠点となる復興公園を
公的な護岸整備に併せ、中瀬に残る民地を中瀬の外に誘導し、既存公園部分と合わせて公園(メモリアルパーク)を整備する。存在自体を震災の記憶となるよう整備するとともに、萬画館と含め、市民運営による中瀬全体の企画管理も託していく

⑥ 街中散策道の連結
 石巻商店街の良さは雰囲気のよい小さな小道にもあった。まちづくりの過程の中で、気持ちのよい通り抜け道を設置し、それに沿った地区では建て替え時に通り抜けを連結させ回遊を誘発する。当然、通り抜け沿いには小さな飲み屋さんなど、通り抜け道に併せた商業を最適配置することで街を楽しく歩ける街に変えていく。

<安心して住めるまちづくり>
⑦ 日和山•羽黒山への避難路整備
1000年確率に備えた避難路の整備を行う。そのためには津波や地震のみならず、地滑りや氾濫のハザードマップの重ね合わせを行い、危険度を明示し、生活者の健康状態も併せて避難を可能か住民個人単位で考えることことも重要となる避難路を整備することにより、中心市街地での建設可能区域の拡大を目指す。
 災害のリスクのある地区では共同化した建物は一時的な防災拠点となるよう一定程度の備蓄などを義務づけ、大震災時に備えることでまちなか居住のリスクを最小限にする。

⑧ 小規模モビリティの導入
 歩いて気持ちよい街を目指し、車買い物客を呼び込むのではなく、小型のバスを導入して歩行者を支援する。中心市街地を中心に2、3kmの範囲で補助的に運行することもが有効だろう。
 これらのモビリティは2~3年程度は低燃費バンなどで運行するが、将来的には電気自動車などで対応できるようになる。IT技術の活用などによってオンディマンドの乗り合いタクシーのような仕組みも出来る可能性もある。参考事例として、安曇野市のあづみん等が挙げられる。
 石巻市では商店街で購入すれば駐車料金が無料になるように提携している駐車場もある。先述のモビリティも商店街で購入すれば無料に乗車できるという仕組みでもよいだろう。


***
これも4月に書いて、5月に追記メモしていたが、どこにも掲載する予定がなくなったため、ここに記載。図案は省略
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[2011/06/08 20:06] | 震災復興 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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