3.11後の世界
学生の頃から経済価値ではなく「環境」を尺度とし、どのようにすれば環境負荷がかからないかを考えて政策や自分の行動を決定すべきだと思っていた。3.11から徐々に現実になる。

では、どう変わるのか?

 単純に太陽電池や風力発電を使えばエコロジーなんて話ではない。都市空間の最も効率の良い使い方をすることが最も重要だろう。すぐに出来る都市交通について例を出したい。

例えば
 ドイツの一部の地区では3人以上乗っていれば有料道路が無料になるので、高速道路入り口に個人の乗用車にのせてもらうためにバス停のように人々が並んで順番を待っている。乗せる人も乗る人も料金が無料になり、行政は渋滞が緩和され、都市の内部の人も歩きやすく、当然自然環境への負荷も少ない。全てがWIN-WINの関係が成り立つ。
同じくサンフランシスコにカープールレーンやヒッチハイクセンター「アローストップ」(フランス)も同様の考え方だ。
 バヌアツの乗り合いバスやモロッコの乗り合いグランタクシー、パキスタンの乗り合いハイエースバスなんてのも同じようにエネルギー効率がよい。


まちづくりへの提案にすると下記のようになる(2011/3/23日作成)

提案:ITを使った相互扶助システムの構築
 例えば、町の人間は車で移動する場合、道路にたっている人を見かけたら一旦止めて乗せてあげるなんてこともあったと思います。今までなら顔見知りでなければならなかったし、行き先を聞かねばなりませんでした。しかし、今後はITがこれを助けてくれるはずです。自分が行きたいところのボタンをおして、町に発信していると、ちょうどそこに行きたいと思っている人、時間の空いている人がその人を助けて連れていってあげることができます。このように単純に発信、受け取りはツイッターなどで実現されています。助ける方にも負担が少なく、エネルギーロスも少なくなります。これによってバスなどの公共サービス料金も少なくすることができますから助けるほうにも十分メリットがあります。
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提案:緩やかな公共交通システム
  公共サービスを維持していくには多大なコストが掛かります。民間バスやタクシーも収支が合わなければなりません。そこで、町の拠点(スーパー、市役所、駅、公民館)等を集約し、そこから乗合タクシー(ハイエース程度の大型)を巡回させます。Aさんは◯◯まで、Bさんは◯◯までと好きなところでおりることができます。そして町の人は巡回タクシーを見つけたら呼び止めて乗る仕組みをつくります。コンパクトシティのためにハードとソフトと両面から考える。
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 上記のようなことは一部実験的には行われているけれど、日本でこれらを実現できない理由を端的に言えば法律の壁だ。法律は本来市民の生活を悪意から守るためにあるけれど、善意の動きも止めることがある。法律はもっと緩やかに考えるべきだと思う。日本は高度なシステムをつくって、そのシステムに疲弊させられている。村社会が壊れて顔が見えない人の中で犯罪が増えていると言われますが、現代においてはfacebookやtwitter等によって常に遠隔監視されている世の中になっていると言えるのではないだろうか。人権という問題はあるけれど住民基本台帳(住基ネット)の考え方が強まれば、犯罪は抑制されるだろう。嫌だけどSF映画のようにマイクロチップが腕に仕込まれる世の中になるのかもしれない。そのような監視があるのは窮屈ではあるけれど、その分、善意を最大限に活かす世界がつくれるのではないかと思っている。


早稲田大学の後藤教授は日本の目指すべき社会を【懐かしい未来】という表現を使っていたけれども、僕も賛成したい。過去にも現代にもなかった、ある意味桃源郷のような理想の未来。実現の有無は別にしろ理想の未来の中での住民は少なくても、善意の中で生きている。ジョンレノンのImaginと同じように。


「環境」の他にもう一つの価値判断があるとしたら「自分たちではなく次世代の子供達にどんな世界を生きてもらいたいか」だと僕は思う。

 僕らが考える未来は常に希望に満ちたものであってほしい。
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[2011/05/16 13:58] | 震災復興 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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