物資ではなく宴会の幹事が必要。
どのようにすれば、ボランティアが最も効率的に機能させることが出来るでしょうか?
(=どうしたらボランティアを機能させられる人間を、頭に据えることが出来るでしょうか?)


先週の月曜日~木曜日にかけて、石巻に行ってきた。

tsunami_ishinomaki1.jpg
NPOのテント ほんとまだまだ寒い。凍える。

専修大学に寝泊まりをして、ボランティアにも参加し、NPOとの支援連絡会などにも出席した。
先週の状態では、県外のボランティアを受けて入れているのは専修大学のみで、受け入れが最も進んでいる状態だったと思います。専修大学には一緒に働いたNPO仲間、一緒に寝泊まりした人、一緒に泥すくいをした人等々、仲間がいます。


今、
仲間が困っています。

昨日も電話しましたが、出来ない理由や情報提供と言う名目で何もしない人々が 中心にいるようだと非常に困ります。要するに「宴会の幹事」もしたことのないような人間が現場で対応すると、モノゴトがスムーズに行かないように思います。


モノも人(NPO)も足りてきています。足りていないのは「頭」です。
「出来ない」ということを言う前に、「どうやったら出来るか」を考えられる人間が必要です。
現場ではひどく簡単なことも対応できていません。


専修大学でこの状態だと、ほかはもっとひどい状態だと思います。
仙台のNPOセンターとも、3月30日の時点では連携とれていなかったはずです。



提案です。

1. 現状の課題
 ボランティア、NPOの受け皿がまだまだ整っていない。多くの人を招集し、能力に合わせた配分を効率よくしなければならない。被災者へのサービスを第一に考えたい。
 (1)社会福祉協議会が困っている(パンク寸前)
 (2)職能のある人材の最適利用が出来ていない。援助もない。
 (3)長期化が予想できるが、ボランティアの組織化がバラバラ
 (4)現地に行くまで、ボランティアの状況が分からない。
 (5)被災者のニーズ情報が整理しきれていない
 (6)何も準備してこないボランティアが来てしまっている

2.提案
①マニュアル化ではなく「人」。臨機応変に対応する
 未曾有の災害時にはマニュアルが役に立たないことが多々あります。重要なのはマニュアルではなく「人材」です。宴会の幹事のように、その場で判断し、人にまかせ、場を監督します人間が必要です。状況は刻々と変わります。長期的にはNPO等と震災以前に契約しおき、震災後にはボランティアセンターは彼らと協力して、指揮系統を作り上げるべきだと思います。経験不足の人間よりも経験のある人を暫定的にでも中心に近い位置にきてもらうことが大事だと思います
 現状ではリーダーシップは行政がとるにしろ、権限や自由度をNPOに早急の場合は渡していくべきだと思います。職員判断で事後処理にする等、緊急時の指揮系統を柔軟にすべきだと思います。

②NPOから臨時雇員を入れる
 日本各地からNPOが被災地に集まってきているが、それをコントロールします社協がパンクします寸前です。ボランティア活動がしっかりしている地区でも機能不順を起こしており、一般的な市町村レベルでは対応しきれないはずです。社協には残念ながら場所を仕切れる人間が少ない。そのため長期に滞在しているNPOの情報支援部隊(たとえば め組JAPAN,PEACE BOAT等)から臨時に雇い入れるべきです。NPOに参加している人間はフリーターであったり自由な人が多く、気持ち次第ですべてを投げうってくれる人も多い。1週間以上滞在して活動したボランティアに限って、すぐにでも実施すべきです。

③専分野ボランティアに対する窓口を早期に設置する
 ボランティアセンターに行っても人材の振り分けがまだ機能しきれていない現状もあるかと思います。例えば今後リラクゼーション(心理療法、整体等)が重要になってくると思われますが、ボランティアセンターを介すと能力を持っていても他のボランティアと同じく扱われてしまいます。同じ職能を持った人間によるチームを作れるように配慮すべきです。ないしNPOに紹介できる仕組みをつくるべきです。

④ボランティア分野ごとチーム編成ルール決め、名前を統一する
• ニーズ調査隊②片付け隊③泥片付け隊④リラクゼーション隊⑤エンターテイメント隊⑥メディカル隊に分けて組織化すべき。この名前ですべての市町村を統一し、リーダーとサブリーダーを決める。人的な資源を最適化して配分すべきです。今であると、力のない人まで片付けにまわされたりしている現状があり得ます。例えば③の泥片付け隊では衣服使えなくなるほど汚れる。これは1日だけのボランティアで、何をやるか知らされていない人間では行うことが難しい。道具などチームにとって必要なものを用意しておくべきです。

⑤NPOの継続的な支援のためのグループ化と知識の伝承を行う
 NPOはチームで来ますが、援助可能期間が限られています。そのため彼らが行った内容と知識が伝えられずに去ってしまう現状があります。
 まず、前項ボランティアチーム①~⑥加わり、長くその場にいるNPOがリーダーになる形をとり、新しい人間はその組織化に入る。そして情報を共有し、リーダーが被災地を離れてもチームが機能しますようにします。(NPOの名前や団体名が前に出なくても納得してもらえる仕組みをつくる)

⑥県外ボランティアが入りやすいHPの創設を
 支援可能機関、何歳、性別、人数、支援物資、支援内容等をインターネット上で記入できるフォーマットが必要です。このようにフォーマットに入れてもらうことで時間を節約でき、炊き出しの場所の手配など運営をスムーズに行うことが出来ます。ボランティアも初日から効率的に動くことが出来るため、被災者への支援時間を増大します。

⑦聞き取り調査フォーマット作成と情報共有のための支援部隊をつくる
 被災地ではボランティアを使って、被災地全戸のニーズの聞き取り調査を行っているが、まだまだフォーマットが十分に出来ていません。かつ各市町村やNPOでもずれがある。これに加えて今はまだ手書きの段階で処理が出来ていないのが現状である。個別聞き取り調査は非常に価値のあるデータであるため、まちづくり系の学生が拠点に4,5人入って情報処理の部隊を作るべきだと考えられます。

⑧県外ボランティアに現場宿泊所を提供する
 ホテル等ではなく、集合場所に泊まるところが必要。避難所をそのまま一部県外ボランティアの寝どこにすべき。日本各地から体だけでもと自転車にのって四国から来ている高校生など見受けられる。気持ちだけはあるが、お金も経験もない人間が今後多くなるため、教育を施す意味でも現地ボランティア集合場所に近接した位置に宿泊場所が必要。寝袋ぐらいは持ってきている。夜、色々な人と話すことが、次世代のNPOにつながります。
(それが出来なければテントの提供をNPOレベルで行うなど)



<事例:Oさん(整体師)>

 彼とは網島ラインの船の中で出会った。網島に両親がいるため、東北道が通れるようになったと同時にバスで網島まで来たそうだ。両親と会った後に、時間もあるために(会社をやめてきていた)ボランティア活動を行って埼玉に戻る予定だった。どこに行くかもわからないというので、専修大学にボランティアセンターもあり、NPOが集まっているので整体のリラクゼーションが最も大事だと両者意気投合。現地に言ってみると、市のボランティアではただ紙に記入させるだけです。


「ただの一兵卒」扱いでした。


私も到着し苦労して市に説明。市のボランティアセンターの協力をあきらめ、NPO部会に加わる。ここでも社協は「個人ではNPO部会(連絡支援部会)に入れない」などと話す。NPO部会ではスムーズに進み、ほかの整体師と共にリラクゼーション部が作られ、日本財団足湯とセットにした部隊が出来る。しかし、

本来、一カ所にとどまり、何百人もいる避難所で高齢者に対して


「暖かい一つの部屋があり、出来ればベッドがあり、ついたてがある」状態が一番いいわけです。


今彼は自分でチームを作り、段ボールでベッドをつくり、対応しているとのことです。(私がその電話を受けた後、ほかのNPO団体に余っているマットと毛布の要請しておきました。)これでも毎日50人ほどの高齢者の人が列を作るとのことです。



写真等はまた追加添付します。


現在、提言書のとりまとめに向けて、動いています。(上記は即席、即効のもの)


単なる、即席の提案ではない、長期の思想づくり

政府が大鉈をふった復旧ではなく、希望の持てる未来。

未来のための東北のグランドヴィジョンを!






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[2011/04/04 13:59] | 日本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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