上海日誌-74「旅行脳/アモイから土楼・客家への行き方」
旅行脳っていうのは「年がら年中旅行したくってたまらない人」ってこと、ではない。
旅行慣れして『旅行している間中色々なことに気付くことが出来る人』って意味で使いたい。

もちろん、たった今造った言葉。

 料理の専門家なら料理を食べればどんな調味料を使っているのか分かったり、衣服を扱っている人なら裁縫がしっかりしているかとかすぐに見る事が出来るだろう。それって常にそれに親しんでいるからだ。自分だって建築に関してで言えば街を歩けば地図が出来上がるし、地図から雰囲気を読み取ったり、建物を見てどのように作られているのかと判断することが出来る。

さて、この旅行脳を持っていると、どんなことができるのだろう。

例えば「地球の歩き方」。地球の歩き方っていう旅行ガイドブックは各巻色々出ていて、毎年刷新されるから助かるのだけれど、も地図も情報も割といい加減なところがあって、旅人の間では「地球の迷い方」なんていわれる。旅人に必須の国境越え情報などが少ないし、安宿などの情報もすくない。旅行脳を持つ旅人は地球の歩き方をちゃんと補正する。
地球の歩き方が悪いのではなく、その情報をどこまで信じて翻訳するかなのだ。

地球の歩き方には載っていないけれど、そこから補正してみるとどうなるか。
例えば今回のアモイの旅行で使った旅行脳。(省略可)

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○ツアー以外での行き方は必ずある。 
ガイドブックにはアモイからのツアーの他に自分で行くとしたら、アモイから龍岩に行き、永定〜土楼に行くしかしかないと書いてある。旅行脳は直感的にそんなことはないはずだと伝える。ツアーが街でたくさん組まれているならバスターミナルでもそのツアーを組むはずだと考える。これがガイドブックの読み方。実際。アモイから直接土楼に行く便があるようだ。上海であるようなツアーもあるのだろうが一日おそらく12時までに2便ぐらい出ていると思われる。その後ならば16時にアモイ→永定の便がある。その前に竜岩経由もあるが、通る道も異なり時間もかかる上、高くなる。直通を選ぶべし。


○未知の街の想定 
ガイドブックには永定の街の事を全く書いていないので、どんな大きさの街か、土楼からどれだけ離れているのか想像がつかない。しかし、時間、本数を考慮してそんなに小さな街ではないはず、世界遺産にもなったし、ホテルもどんどん作られている所だろうと判断。
 事実、予想以上に発展した町だった。しかし、予想以上に土楼と遠いのは残念だった(44km)おそらく1、2年の家に夜8時以降でも土楼方面に行くローカルバスが出るようになるだろう。

○地元の人の観光情報は信じない。 
朝土楼方面には7時20分のバスがある。その後1時間に1本。行き先が分かりにくいが高頭方面のバスに乗るのが正解。中国の朝は早いので混む(ホテルの人はそんな時間に混む訳はないというが、旅行脳はそんな判断は下さない。彼らは観光などしたことはないのだ。早めにバスに乗り込み事なきを得る。中国の朝は早い、朝のバスももちろん混む。)
http://blog-imgs-32.fc2.com/h/i/r/hirokijourney/201011161128282c7.jpg

○中国のツアーは観光気分をなくす 
悪い路面を揺られながらバスは進み、文化村へ。この時間は静かだ。アモイからのツアーはすべて7時半から組まれ、14時半に土楼を出発する。つまり12時から14時半まですべてのツアー客が終結するというとんでもない状況になる。これを避けたかったのだ。
静かに観光をして、地元の人とものんびり話せる。


○地元民の足を使う。 
観光は時間が勝負。歩いてもいいが、地元の人と交渉してバイクの後ろに乗って移動(10元)。ローカルバスの時間は待ってられない。

○交渉交渉交渉 
 土楼文化村の前から、アモイへの直通バスが出ていることを確認したが承啓楼から戻るのは面倒だ。ここにはたくさんのツアーバスがある。当然席が余っているものもあるだろうからバスの運転手と交渉。かれらはこんなところから乗る客がいればそのお金は当然自分の懐に入れられる。+アルファのお金だから当然通常のバス料金より安く交渉出来る。
と、いうことで安く、時間も早く、楽にアモイまで帰ることができた。



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僕も旅行レベルでいえば、たぶんレベル42ぐらい。
これぐらいになると、旅行手段の選択肢が非常に多くなる。勘も働く。
旅行脳が鍛えられているって証拠。
まず、旅行慣れしていないなら、基礎として自分が地元の人なら旅行者からどうやってお金を稼ごうか、という感覚で捉えるとガイドブックに載っていない情報に気付くことができるかも。


もちろん、旅行の技術的な側面だけでなく体に染みいった数々の遺跡の経験と知識があれば、何かを見ても常に比較することができる。これも旅行脳がなせる技かも。
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[2010/11/19 02:13] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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