上海日誌-71「何で机が高いんだ」
肩が凝る。凝り過ぎて病院まで行って治療をうけてしまった。
30過ぎた年のせいか?

いやいや、
中国のイスと机の高さの関係がおかしいのが原因だ。

机の作業面が高すぎるのだ。食事に行っても、仕事していても机が高すぎる。
この状態では食べる時に苦労するし、仕事をしていても肩が張る。


まさか、全国の机メーカーと按摩屋が結託しているのか?

いやいやいや。



まったく、中国でなぜこんなに机面高が高いのか。

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考察(1)それは中国で西洋椅子の文化がなかったからか。 

 中国では北方騎馬民族の北魏の風俗から椅子の普及が始まり、宋の時代に一般階層まで行き渡った。映画でも見られるように皇帝は椅子に座っており、日本よりも長い歴史があるように思う。西洋ほどの文化はないにせよと、すればこれは違うな。

考察(2)椅子が低すぎるのか

 それもあるだろう、道端で座る椅子は腰掛け椅子。あちらこちらで椅子を運んで座る。移動と外で食べる文化などが持ち運びしやすい椅子(低い椅子)を促進していたのかもしれない。その低い椅子に慣れているが故に、通常のイスに対して机が高くても違和感がなくなっているのか。


考察(3)日本人と中国人の身体的な問題か

 中国人は身長に対して手足が長い。世界的にみてもトップクラスだろう。これは騎馬民族だったからだろうか。一方日本人は長いこと稲作文化で腰をかがめてきたせいか悲しいことに足が短い。手も短い。肩の筋肉も上方向の運動に対して発達していない。これが私の肩が凝る原因か。


身長と机には適切な関係がある。これが守られていないと作業していて疲れてしまう。

①筆記作業が主で能率に重点を置いた場合
  (座高)×1/3
②読書および緩慢な作業が主で、長時間の使用に重点を置いた場合
  (座高)×1/3-(2~3cm)


↓のサイトでは身長を入れると適正のイスと机の高さが計算できる。
http://www.biwa.ne.jp/~chiro/kannkyou/tukue.htm


考察(4)日本人と中国人の身体的な問題か2 

 日本人は一般的に猫背の人が多く、座高もあまり高くないだろう。肩の位置が前気味になるため、ひじを机に載せたとき肘の角度が鋭角になる。ピアノの引くときのリラックスした肘の状態とはずいぶん異ってしまう。
 

考察(5)中国人は長いこと椅子に座らないからか

 窮屈に感じたり、肩が凝るのは同じ体勢を続けているから。適度に運動したり、自分で体勢を崩せばすこし楽になる。そうか、思えば一般的に集中して作業している中国の方は少ないな。レストランに行っても座り方は多種多様。実にくつろいでいらっしゃる。それで高さ関係の悪さに気付かないのかな。

 

考察(6)レストランの机が高いのは乾杯を旨としているからか。 

レストランで乾杯するとき、立って乾杯、何度も注いで注ぎ返し、つぶれるまで飲んでしまう。そのとき常に立つことになるから、コップが机に置きやすくするためには若干机が高い方がよい。立食パーティの鉄則。  
 ちょっとだけ理にかなっているが全てのレストランでこれを実施する必要はないな。

 

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 結論といえるほどではないけれど結論。中国の人の身体の違いがあることに加え、高さ関係が改善されていかないのはそれが悪いことと意識していないことが問題だ。

そして、対策も簡単だ。
 中国全土のイスと机の高さ関係に文句を言ってもしかたない。自分の環境だけ変えられれればいいのだ。要は自分に合うものを買えばいい。


 仕事をしていれば自分の家より会社にいて、人と会うよりPCと話していて、ベッドよりも机の方が使っている時間が長いと思う。現代人にとってなによりも大切なものはワークプレイスの椅子と机かもしれない。

 特に図面を描く僕らにとって一日15,6時間座る椅子と机なのだから体に合うものがほしい。ってこと。


 中国に按摩さんがあってよかった。
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[2010/11/11 17:01] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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