上海日誌-70「無自覚な暗黙知」
 こんなに中国に対して良くしているのに、中国はわかってくれないんだって、、叫びが聞こえる。


 日本の文化に何も言わず相手を慮って何かしてあげるってのがある。日本人同士ならお互いにそれは暗黙知の中で了解されているから、相手の配慮に対して気づき、丁寧な配慮を返す。それは暗黙知というルール。

 街の中でと迷惑なことをしている人がいたら、たいていの人は相手に直接言うでもなくなにか嫌―な気持ちをもって相手を見るだろう。言わずに相手に「気付け」と考える。これは迷惑な人に日本的な暗黙知が形成されていないことから起こる衝突。


 この暗黙知はあくまで、それは日本人同士でのルール。日本なら「ツー」と言えば「カー」と返す。アメリカで「ツー」と言えば、「スリー」と返ってきたっておかしくない。
 
  
 要するに文化の基礎が違うのであれば、日本的なルールは通用しない。


 相手に何かしてあげたのだから、自分はその見返りがきて当然と思うのは(極端にいえば)それはただの偽善かもしれない。
 そう考えると、どの国民の根っこにも外国人に無意味に相手に伝わらない怒りを覚える土壌があるのだなと思う。近くの人は全員知っているという無自覚な暗黙知


日本と中国の違いは根深い。
無意味にイライラさせる僕らの根っこは決して交わることもないのか。
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[2010/11/09 23:20] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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