スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
上海日誌-51「濃い口の中国」
 夜に街を出歩くと、パジャマで街を徘徊している人と必ず出会う。夏は当然の事、冬でも厚手のパジャマを来て外を出歩く。そのパジャマの柄のハデな事派手な事。キャラクターが所狭しと付けられ、花柄だったり、どぎついピンクだったりする。

 ある中国人に聴くところによると、人民服(中山装)しか着る事の出来なかった文化大革命時の反動で、パジャマが最先端のデザインであって、市民から羨望の目で見られた時代があったのだという。本当かどうかは分からない。


 パジャマにはそんな歴史の反動があったのかも知れないが、一般的に中国では濃い口のデザインが好まれるのではないだろうか。デパートに行って、普通の食器、普通の枕カバーを買おうと思っても、シンプルなものが全くない。シンプルな物はデザイン雑貨になって高くつく。服には必要のない文字が付き(しかもスペルが間違っていたりする)、必要のない柄がついている。


 野菜も魚も濃い口、ラーメンもスープも濃い口、中国の民芸品も龍の彫り物に代表されるように濃い口だ。街に歩けば声は大きく(濃い口)、人間関係も濃密だ。


 侘び寂びを愛する日本人としては、ちょっとこの濃い口から逃げたくなるときもあるけれど、中国は巨大な器だ。色々な民族、歴史が入れられて、じっくり解け合って必然的に濃い口になった。それぞれの命や文化は濃くなければ生き延びて行けなかったのかもしれない。

 今日も食べる濃い口のローカルご飯。これにもそんな中国の歴史が入っているのだな、なんて思って口に入れてみる。

関連記事
[2010/03/23 04:45] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<上海日誌-52「食品安全」 | ホーム | 上海日誌-50「お手伝いさんを雇うの巻」>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://hirokijourney.blog35.fc2.com/tb.php/414-139e233c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。