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上海日誌-40「漏水。尋常ではなく」
 中国語の学校に通っている最中と突然大家から慌てた様子で電話がかかった。我が家は4階にあるのだが、3階に漏水しているというのだ。とにかく走って帰ると近隣の住民が私の到着を待っている。

 慌てて洗面所へ。水が下に溜まっているのだがシャワーからも蛇口からも水は出ていない。しっかり閉めていったはずだ。トイレも別に溢れていない。どこから出て水がいる?どこだ、、?

 中国人の人と必死に捜索、トイレのタンク内のゴムが外れていて水が止まらなくなっていたようだ。
これが原因で漏水。日本だったら通常全く問題はないのだが、このトイレは下階と管で繋がっている訳ではなく、シーリングで留めてあるだけ。これがなんらかの理由で開口部に水が入らずに便器の下端の際から水が漏れていたのだ。
(驚いた事に便器はカッターで下のシーリングを切ってしまえば簡単に外せる。)


 さて、普通、漏水といえば、ちょろちょろとしみてくるだけかなと思うのが日本人。
下の階に言ってみると確かにぽたぽたと漏っているし、漆喰材が剥がれた水で浮いてきていた。

 それも洗面所の下だけではなく廊下部分や居間の方まで、、
 あぁ、これは大変だなんて思っていると 

2階も漏水しているという、

2階はたいした事ないと思っていたら、水が滝のように流れており、4、5もある大きなたらいが満杯になっていた。

1階も漏水しており水がぽたぽたとこぼれ落ちていた。
(2時間後、1階の天井の漆喰が、ぼろぼろと剥がれ落ちていく事になる)


さて、、、


我が家には下階から原因探しに入ってきて、警察はくるやら、関係のない隣人やらが土足で上がり込みとてんやわんや。

 中国的に原因はまず全く私にはないと、大家につっぱねなくてはならないのが日本人的には気持ちの悪いところ。事実、トイレのゴムが古くなったのは私のせいではないし、本来付けてあるはずのオーバーフロー管が閉じられていたのが下階に甚大な被害をもたらした原因だ。

 私と大家どっちの責任にしろ、下の人にはとんでもない迷惑だ。下階の住人の対応は私から大家に。となると、大家も負けじと応戦。(悪いのは明らかにこっちなのだが)中国っぽい。

さて、建築的な見解。
(1)こちらの住宅の洗面所は段差スラブ(2重スラブ)となっておらず、直接下階に落とす仕組みになっている。(配管も下階でまわすので、問題があったら全て下の階が被害を受ける。)
(2)シート防水などの防水処置がスラブに対してなされておらず、簡単にRCにしみ出してしまう。(洗面所だけでもきちっと防水してあれば、、)
(3)RCもRC(rainforced concrete)とは言えないほど水に弱く、隙間から抜けていってしまう。(だから4階の漏水が1階まで、、、)
(4)壁はRCではなくコンクリートブロックでつくられているため横方向にはすぐに抜けてしまう。
(5)シャワー、洗濯機、洗面台、トイレという水回りが集まっているにも関わらずオーバーフロー管の重要性が考えられていない。
(6)トイレの内部配管が考慮されていない。(便器の内部に管は一切ついていない)
SDC10005.jpg


便器が取り外されて、悲惨な状況。

他にも「とほほ」、、、という話はあるが色々と勉強になった。
 設備も含めた設備設計の過渡期にある中国、日本とつくられ方が違う。住宅はスケルトン販売で、例えば便器やシャワーを含めた内装は全て大家持ち。水回りの設計を間違えると他の階にも迷惑がかかる。大和ハウスなど日本のデベロッパーの住宅もつくられ始めているが、住宅設計の在り方を法的、間取り、設備、販売方式など整えるだけ仕事だけでも大きな可能性があるだろう。


日本だと色々と復旧が大変だけど、それは中国、たくさん叫んでいたが、まぁなんだか大丈夫そうだ。中国はこの辺が大らかでいい。

でも、彼らの家の漏水はRC内に水が残っているため3日間は続く。

菓子折りぐらいもっていったほうがいいんだろうか。。
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[2009/11/25 02:03] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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