上海日誌-38「文革時代の絵画」
上海美術館で文革時代の絵画の展示を見学。
文革時代


文革時代の絵画は共産党のプロパガンダとしての絵画だ。時代を変えるという強い意志、それが強いタッチとなって絵画に現れる。例えば徐永祥の井○山会○1964年。霧の中から現れる馬と刀、馬上の共産党員の絵画は躍動感溢れ、そして強い意思を訴えてくる。強い陰影やはっきりした輪郭、そして焦点を強く合わせているのがこの時代というか共産国の絵の特徴と言えるだろう。


 戦争時の絵画をみていると厳しい表情のものが多い一方、戦争が楽しそうなものにすら思えてくる絵もある。これは中国絵画にしかない特徴だろう。男女平等に戦っていたこの時代、女性の戦闘員の絵もある女性達が笑い合って銃を扱っている写真など[我们都是染手]笑う女性の笑顔を深い印象を残す。

 この時代の絵画は人物が中心だし、一枚の絵にたくさんの人々が描かれている。彼らの強い意志の視線は絵の外の一点を向いている。その絵を見た人はついその視線を一緒に見てみたくなる。

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これは良くないけれども
 もう一つ、この時代の絵で求められているプロパガンダは毛沢東というアイコンに人々の心を集める事。彼の視線の先を一緒にみたいと言う気持ちにさせるもの
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穏やかな農業での作業風景、毛沢東中心に人は集まり、笑う。自分もついその輪の中に入りたくなる。毛沢東のそばに行きたくなる、認められたいと思うのだ。実にうまく絵画がつくられているものだと思う。
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絵画のタッチとしても見応えあり。写真は全て上海美術館のHPより抜粋。
 上海美術館で29日まで。時間がある人はぜひ。
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[2009/11/24 03:50] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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