上海日誌番外編-5「横浜、温泉、群馬」
 坂倉準三さん設計の神奈川県立近代美術館へ。
神奈川県立近代美術館坂倉準三

前に見に行ったときは内部に入れなかったため再度見学へ。色々評価は在るがあの時代にこの建築、初期モダニズムをどう実現表現するかの思考錯誤が見られる。 展示も現代美術家の内藤礼さんのインスタレーションだったので期待して内部へ。


。。。。

やりすぎでしょ。内藤さん。


展示ケースの中に入るという観点や境界の認識を消す操作には共感を覚えるが、、この近代美術館だとすこし無表情性が足りないような気がする。建築に味が在りすぎるのだ。外部空間での瓶の配置などは、もう少し鎌倉の広い範囲でインスタレーションした方が効果的なように思える。中央の精霊インスタレーションもアートに対して回りの建物が煩雑すぎる。ここでやって良かったのはお客さんがほとんど入ってこないため、内部インスタレーションの動線が問題とならないくらいだろう。
 たぶん、普通にお参りで来た人は全く理解出来ないレベルのインスタレーション。お金を返せと言う人がいても全くおかしくない。説明も足りないし、美術館の人に聞いても説明が用意されていないのでは、、。

日本の美術館の監視員は世界的に見て最もまじめだ。おそらくボランティアでされている方もいらっしゃると思うのだが、全く身じろぎもせず、じっと下の方をみて動かない。
ゲームも携帯も読書もお眠りもおしゃべりも全くしていない。全く尊敬するが、、、、一方であんまり美術を勉強をしている方が多い訳でもなさそう。
 日本の職人体質は個を消し、人に与えれたポジションに素早くフィットさせる。しかし、美術館の監視員はかく在るべきという原型があるのであろうか。僕にはとても真似出来ない。ただ座っているだけならばビデオ+私服の巡査でいいのではなんて思ってしまう。
そういえば、外国のアーティストで日本の美術館の監視員の写真を集めた写真集があった。カメラの視点が日本の何かをえぐりだしていた。



 お風呂に入りにラクーアに。上海では長らくお風呂に入っていない。温泉って最高だと思う。中国にも温泉施設が出来つつあるが、日本の温泉は「裸で混浴」という誤った情報が中国人の頭にはインプットされている。

 ラクーアの戦略は見事に成功している。都心で家に帰れない会社員層や運動帰りの学生層、癒しを求める主婦層を囲い、しかも最近では中国人や韓国人の観光客もターゲットにしているようだ。休憩室で中国語や韓国語を聞き取る事が出来る。見事である。
 大体日本の旅をしているときは、野宿か友達の家かスーパー銭湯だ。このスーパー銭湯は都市部だと大広間に雑魚寝、凄く良くてカプセル。凄まじいイビキの大合唱。こういう世界があるのだと初めてのときは驚いたが、このラクーアでは寝るにしてもイビキの低く抑えてもらえそうな雰囲気だ。根拠はないのだけれど。


群馬県立美術館へ。
群馬県立美術館磯崎新

改築されたばかり。磯崎新氏のまぎれもない傑作。立場上あれこれ書けないが、見た事のない人は是非。
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[2009/11/18 01:25] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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