スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
上海日誌-15「中国料理と中国建築デザインが関連している件」
中国料理はおいしい。

どのレストランで食べてもハズレのない国というの世界を回っても少ない。高級料理も露店の飯も旨い!

料理人に掛かれば、どんな素材だっておかずに変えてくれる。レタスとかジャガイモでもパイナップルでもご飯のおかずになってしまう。中国料理は四川や上海など8大料理に大別される様に、素材ではなく料理法、味付け次第という側面が強い。

 だからこそ、中国では『素材の良さを活かす』なんて考え方は少ない。科学調味料もガンガン入れて味を調える。すべて足し算+足し算の味付け

それと対極に位置するのが日本料理。
日本料理は素材の良さを活かすことが根底にあるのではないだろうか。日本ではいい料理をつくるためには素材が命。良い料理店ほど仕入れや、運搬、栽培方法、土壌や水まで、食材の根本から考える。

実は『建築』の考え方も『料理』の考え方と同じ発想方法。日本では基本骨格をいかに合理的に、そして、建築の形態をうまく整えるかを考える。芯となるアイディアに沿った、形態を整えたらごちゃごちゃと化粧はしない。

コレを「薄味の建築」と呼ぼう。几帳面に設計しているがゆえ、もしもデティールや施工が悪ければ一気に建築美が崩壊してしまう建築です。料理人=建築家で言えばMOMAなどを設計した谷口吉生さんなどでしょうか。

 一方、中国の建築は中国料理と同じ。構造の合理化や、配管の位置の整理、配電位置など当然行うべき建築形態の整理をあまりしません。

そして汚いものに蓋をするように、強烈なデザインを外観に被せる。
あまりに傲慢な言い方だと思けれど、

「素材を整えず、化学調味料で味付け」→これが中国建築の現状ですね。特に商業デザインがそうです。


 日本ではあまり強い味付けの調理法をあまり習っていないし、どちらかというと恥ずべきものとして捉えられている。しかし、パートナーとなる設計院や工事現場の人間が建築の整理を知らない中国では、日本的な建築形態の整理は困難。どうしても、骨格=素材が汚くなってしまいがちだ。

この汚い素材をどうするか、中国では常に考えなくては。


追記:
中国での仕事は予想以上に大変。
雑誌やら本やらで載っている苦労話はごく一部、そして書いても問題のないものだけなのだろうし、実体験が無ければ納得できないモノだと思う。
関連記事
[2009/06/02 13:54] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top
<<上海日誌-17「カレー粉を掛けると何でもカレーになる事と中国建築デザインが関係している件」 | ホーム | 上海日誌-14「住宅探し」>>
コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2009/06/02 20:46] | # [ 編集 ]
中国料理は確かにそうかも。
でも中国は広いですから…。
仕事で行ったまちでは野菜が新鮮で、
ほとんど調理せず生で食べる習慣がありました。
朝採れのにんにくがランチで出てきたのですが、
「朝なんて時間がたちすぎている!もっと新鮮なものを持って来い」
なんて、言葉も出てましたよ~。

建築の方は…引き算の考え方はまだまだかもしれないですね。
それだけにやりがいがあるのでは???
[2009/06/02 23:39] URL | aya #- [ 編集 ]
いいですねぇ、新鮮な野菜は。巷の食材は洗剤であらったりしています。とても生野菜として食べたいとは思えない。中国は広いですから、所変わればですね。

自分は日本料理ないしはあっさりとした味付けの料理人なのだと確認できたけれども、相手(中国人)の舌に合わせた調理をするのもいい料理人の条件かなと思ってがんばってますよ。(笑)
[2009/06/04 09:48] URL | HIROKI #- [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://hirokijourney.blog35.fc2.com/tb.php/360-34ad93b8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。