上海日誌12「上海F1」
せっかく近くにいるのだからと、当日思いつきで上海F1へ。
雨が降っていた為にレースは大混乱、車が掛け抜けた後の水しぶきで車が見えないほどで、オーバーランは当たり前、クラッシュ続出のレースだった。
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ところでF1ほど観客席が点在している舞台というのは他にないんじゃないか。野球にしろ、陸上にしろ所詮スタジアムの中で行われる。ゴルフコースも広いが、F1の会場はとてつもなく広い。とてもじゃないが全体を歩く気がしない。何しろ300km以上のスピードを出して駆け巡る車を観る場所だ。この広い空間をレースカーが時間と場所を繋ぐ。

F1カーは空気を劈いて目の前を駆け抜ける。まさに目にも留まらぬスピードと轟音。耳が痛くなるほどだ。レースを観る会場はとにかくうるさい。もちろん音があまり溜まらないようには考慮しているのだろうとは思う。スタジアムのように屋根を覆ってしまえば音が反響して耐えられないほどの爆音がどこかに集中してしまうのだろう。コンサートホールとは逆の発想が必要。吸音装置も必要ではないか。脱線するが、竹中工務店の研究所を見学させていただいたとき、そこに無音室があった。音がまったく響かない、それどころか吸音されてしまう空間。耳の中の空気が吸い取られるような、世界の音がこの装置によってなくなってしまうのではないか、なんて思うほど。(村上春樹の小説に出てきそうな話だ。)
 吸音装置を使ったら、耳が痛くなくなるなぁと夢想したが、この轟音もF1の楽しみの一つ。耳が痛ければ耳栓をすればいいのだ。建築でやるべき事、端末で調整すべき事、当たり前だけれども、それを分けて考えるべきなのだ。



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[2009/04/19 22:12] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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