上海日誌-11「打ち合わせ、駄文」
上海に来て2週間。中国の設計状況も中国語も分からない状況なのだが設計はできるものだ。 事務所の信頼を得る事が出来たのかどうかは分からないが、ほとんどのプレゼンテーションを私に話させてくれている。

打ち合わせの相手はプロジェクトのクライアント側社長、その他,と私たちの会社を含めて総勢12名。もちろん中国語が理解出来ないのは私一人。

説明時には付け焼き刃の中国語では、役に立たない。打ち合わせも昨日決まって、すぐに今日見せてくれ。という状況だ。資料は万全としても中国語訳は間に合わない。通訳を介して、話してもらう。自分の言葉で伝えられないのはもどかしいし、そして、なにより辛いのは全く相手が話している事を理解出来ないことだ。

 後から聞いてみるといくらだって説明出来るのに。。と思う。

もちろん中国語が話せないのが悪いのだ。


 中国での仕事は打ち合わせの連続だ。話をして仕事が進む。
クライアントの人が事務所に立ち入っては、いろいろ聞いてくる。

はっきりいって時間の無駄なのだが、みんなちゃんと応えているのだ。
しかし、結局オフィスに訪問する彼らは権限を持たない。どこの会社もそうだと聞いたが、結局トップの一言で決まる。

昨日の提案も、機能的な面から圧倒的に改善面のある提案を自信を持って説明し、一時期まで絶賛を浴びていたのだが、なんだか分からないうちに却下となった。
よくよく聞いてみると民防の再申請が面倒という担当者がボスに耳打ちしていたらしいのだ。
(民防・・・中国の建物の地下部分は商業部分以外、戦争時の防空壕となる。)

非常にもどかしい国だ。打ちのめされてしまう。

建築家の職能として、どうしても使う人のことを一番に考える。自分を少しでも通して出される建築は愛されるものであって欲しいとおもう。しかし、それを達成しようと思えば思うほど衝突してしまう。全てを放り投げて、望まれることだけをやればいいのか、、。中国に来た日本人がみな悩むことだろうと思う。


 中国では信頼が一番大事だ。日本の場合は時間を守ったり、仕事のきめ細かさやデザインによって信頼を勝ち得る。しかし、中国は信頼というより友情という意味合いが強い気がしている。

現在、一緒に仕事をしてくれている中国女性スタッフとの関係はいまいちつかめない。彼女らは遅刻をし、本を読み、談笑し、6時には帰ってしまったりする。忙しいはずでは?と思うだけれども一向におかまいなしだ。紙を切る事を頼んでも「私の仕事ではない」なんて断られてしまうことすらある。まだまだ、彼らとは中国的な友愛を得ていないのだ。
 これまた以前のボスがブラジルで働いていたとき、女性の髪型が変わったときに気付いてあげて「きれいだ」と言ってあげないと一週間は機嫌がわるくなってしまう、といったようなことを思い出す。


そして、昨日。クライアントにチームが招待されて食事会をしてくれた。中国式のことあるごとの行う乾杯の嵐。チームの仲間とも沢山の話をした。すこしづつこれから本当のチームになっていくことだろう。
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[2009/04/18 22:26] | 上海日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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