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北京-7「色のない北京」

 北京は色のない街だ。建物は皆灰色で作られている。建物の壁も道路も屋根も何もかもが灰色だ。石やセメントのようにも見えるが昔からの住居はレンガ作られている。
SDC17999.jpg

レンガは焦げ茶色ではなく灰色なのだ。
SDC17856.jpg


レンガは地元の土を使い、それを焼成するためにその都市の色は土の色が反映される形になるのが常だ。では、北京の周辺の土が灰色かと言えばそうではない。これは北京周辺独特のレンガの作り方に起因する。


 世界で唯一宇宙から眺められる人工建造物=万里の長城。この巨大な人工建造物を作るのに、物資を他の場所から運んで作るのは非効率だ。だから現地で調達出来る土を使ってレンガで作られている。
SDC18136.jpg


この地域は粘土質の土はあるが、燃料となる木材がどうしても不足していた。そこで煙突を付けず、高熱で燃焼させる事で焼成させる。酸素が不足するために色が灰色のようになる。強度は小さくなるが、基本は平屋である胡同内の住宅においては十分機能するはずだ。
 これが北京のレンガが灰色である理由だ。この一番の理由に加え、近郊で取れる石材も玄武岩など灰色の石が多く周辺に存在していた事もその灰色を強くしている。

 ここからが人間の面白いところ。

 北京に住む人々は「街は灰色をしているものだ。」と刷り込まれてしまったのだろう。現代に近くなって灰色でなく焦げ茶色のレンガを焼けるようになってもその上からモルタルを塗り、灰色にしてしまっている住宅も多く見られた。
SDC18079.jpg


住宅に色がついているのは何か変だと思うのだろう。あれだけケバケバしい趣味を持つ中国人がなぜ?と不思議に思うほどだ。これだから風土とは面白い。
SDC18081.jpg
こちらは線を彫ってレンガのように見せている。

 そして昼頃になるとスモッグ(?)が出てくる。これは気温が冷たいための霧なのか、それとも公害なのかはわからない。しかし、うっすらと白くなる空気でより一層 北京から色が消滅してしまうのだ。

北京は色のない街だ。

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[2009/02/05 14:24] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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