深い眼のカラーシュ族
ラホールからペシャワールへ9時間、ペシャワールから車を乗り継ぐこと10時間、チトラールの町へ。そこから乗り合いバスを乗り継ぐこと2回、カラーシュ族の住むブンブレットという村に着く。

深い、深い、そして美しい谷だ。

カラーシュ族には伝説がある。アレキサンダー大王の東征時、部下に土地を与え、その末裔がカラーシュ族になったというのだ。たしかに、目の色が青かったり金髪の村人もいる。伝説が本当かは分からない。しかし、僕はそれを信じたい。

 この村は幸せな雰囲気に包まれている。心は穏やかで歌と踊りを愛する民族。ちょうど収穫の時期で黄色い民族衣装を着た女性が黄色い草原に座っている光景はそれだけで幸せな気にさせてくれる。

 少数民族の村にはタイやグアテマラ、いろいろな場所で訪れた。でもこの民族ほど深く印象的な目をした民族はいない。なぜか忘れられない眼をしている。自分が見透かされそうな深い瞳なのだ。


 この村での宿泊はカラーシュ族の民宿のようなところ。集落の中に泊まる。彼らの生活の中に宿泊することができる。夜、そこで8年前にNHKが撮ったドキュメンタリービデオを見させてもらった。まわりにはDVDを見にカラーシュ族が集まってくる。彼らのドキュメンタリーを彼らと共に見る。なんだか不思議な体験だった。

カラーシュ族は全て合わせても5000人ほど、かつてはムスリムの改宗を勧められ次々と減っていったそうだ。ドキュメンタリーを見ていて、となりのカラーシュの男が説明してくれた。ドキュメンタリーに写っていた人が今はムスリムになっている、なんて内容だ。

 カラーシュの民は文字をもたない。強い偶像崇拝もない。独自の土着宗教を持ち、独自の言葉、独自の衣装を持つ。
 カラーシュの民は歌と踊りで時代を超えて繋がっている。


 この太古からの歌声がいつまでも谷に響いてくれるよう 強く願う。
カラーシュ族


 

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[2008/09/23 01:16] | 世界一周旅行 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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コメント
お久しぶりです。
大変な目にあったみたいですけど、無事で何よりです。

パキよさそうですね。いつか行ってみたいです!!

ブログの南米編を読ませてもらいました。
やっぱり卒業旅行は南米で決まりですね!!
[2008/09/26 11:05] URL | カズ #- [ 編集 ]
>kazu
南米は最高だよ。また、南米でも行きたい所が増えてきた。南米は最低3ヶ月、6ヶ月ぐらいきちんと回りたいところだよ。
 ルートを決めるときは俺に相談するように!!!(笑)
[2008/09/27 01:44] URL | hiroki #- [ 編集 ]
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