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[080901]Muscat
 マスカットは奇妙な地形の中に造られた。山脈のような岩山に囲まれていると思えば、砂浜も広がっている。岩盤が固いところは寄港には良い。またマスカットは防衛の拠点としてはいい場所であったろう。海は近く、岩山には砦が築かれる。今でも岩山の上には円筒形の見張り台が残っている。
しかし、この岩山が整頓された都市を制限する。マスカットは中心から広がる形ではなく、細長く伸びた形になっている。全体像が見えてこない都市だ。
 
マスカットは大きく「ルイ」「マトラ」「オールドマスカット」に別れており、これに海岸沿いの高級住宅街が加わる。どれもまとまりとして小さく、商業地であるルイの中心地は小さなバスターミナルである。とても首都とは思えない。人口が少ないのだ。人が集まることで都市が生まれるのだが、人の集積のせめぎあいがここにはなかった。マスカットには都市の核がない。
 

 暑すぎるのでこの旅最後のビーチへ。驚くことにビーチには人の姿がない。
s-100_6774.jpg
オマーンはイスラム国なので水着姿になってはいけないのでは?とビクビクしてしまう。5時過ぎになるとわらわらとサッカーをしに海岸に男共が集まってくる。世界中、どこを旅しても男はボールを追っている。長い砂浜の海岸でのサッカーは心地いいだろう。
ただ一つ言いたい。オマーンは海岸に来ないとサッカーが出来ないほどきちんとしたサッカー場はないのだ。この国には。人口だって少ない。そんなオマーンに「日本は苦戦するな!」

街の食堂で夕食をとっていると福田総理が出てきた。退陣したニュースだった。日本の首相はなぜコロコロと職務を放棄してしまうのか。オマーンの国王は1970年に決起して旧国王を隠居させてから絶対君主制としている。つまり40年近く絶対的なトップに君臨している。国の中には彼専用のスルタンハウスが各地に作られ、国王専用道路すらある。

彼は国内をまとめ経済を立て直した名君だが、モロッコ同様奇妙な不安感を覚える。彼の顔は全ての紙幣に印刷され、街にはいたるところに写真が飾られている。この国では彼の悪口を言うと不敬罪に問われるらしい。どんなに素晴らしい君主でも世襲制の場合、次の代まで続くとは限らない。それは歴史が証明している。権力を一つに集約させぬために民主主義という形を人類はやっと手に入れた。現国王が亡くなったらこの国の体制をどうするのだろうか。

オマーンを明日出て行く。観光資源としては特に優れたものはなかったが、いい人々と出会えたおかげで、ホスピタリティのいい国だったと思える。


明日からラマダン(断食月)が始まる。恐ろしい。
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[2008/09/01 00:43] | 世界一周旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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