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[0808018]Amman → Jeruserem → Haifa
イスラエルへの国境を越えたらアラブ世界からヨーロッパ世界の街並みになるのかと考えていた。

そんなことはない。

エルサレムはアラブ世界の文化圏が続いている。店がごちゃごちゃとひしめくスークはイスラム占領時代から変わらない。特にアラブ人地区は西洋文化の欠片もない。

旧市街、嘆きの壁へ。多くの正統派ユダヤ人が頭を振って嘆いてる。この場所に戻るまでユダヤ人は1900年費やした。彼らの望みはかつて壁の上に存在していた神殿の再建。現代の建築技術を持ってすればたやすく再建できると思うのだが、いろいろと複雑らしい。

s-100_6549.jpg

正統派ユダヤ人の格好はとても変だ。どう考えてもこの服装はこの暑い地で生まれたものではない。東部ヨーロッパで生まれた慣習をイスラエルの地まで引きずっている。一度、宗教的に慣習化されると非常に厄介なことになる。髪形も異常だ。どの国であれ、そんな格好をしていたらいじめられるだろう。しかも、自分たちは「神に選ばれた民」だと言うのだ。人間が最も持ってはならない考え方、つまり「自分だけは特別」を持っている。ユダヤの悲しい歴史を観てきても、どうもこの思想だけは納得できない。神の下、人は平等ではないのだ。


バスターミナルに向かう途中。イスラエルの「怖さ」を感じた。イスラエルでは兵隊が小銃を持って街を練り歩いている。学生が制服を着て学生鞄を持つように、実に当たり前のように銃を持っている。彼らは基本2人一組でどこにでもいる。道にも、バスにもデパートの中にもだ。このシステムが怖いわけではない。銃が怖いわけでもない。

イスラエルでは18歳から3年間を徴兵制度として義務付けられている。この18歳という若さが怖い。日本の18歳に全員銃を持たせたらどうなるのか。殆んどの人間は大丈夫だろうが、中には変なのもいる。イスラエルでは街で活動する若者を監督する人間もあまりおらず、自由に散らばっている。彼らは青春を国の軍隊システムに奪われた。職業軍人でもなく、軍隊の意味を本当に理解できる年齢でもない。

たまたま19歳の兵隊に道を聞いた。彼らは銃をカチャカチャ鳴らし遊び、アラブ人の車を止めては嫌がらせをしていた。
彼らにイスラエルをどう思うかと聞かれた。

「着いたばかりで分からないよ」と答えると、

彼らは「イスラエルは最高だ」と答えた。

私が「なぜ?」と聞けば

「見ろよ、あの犬っころ」と笑って、アラブ人たちを銃で指した。


イスラエル国民は600万人超。そのうちユダヤ人は450万人程度。その他は主にパレスチナ人だ。
兵役には基本的にユダヤ人のみが着く。大人数のユダヤ人が少数のパレスチナ人を管理する構図だ。兵隊となったユダヤ人は、その優位性によって人間としての正常な考え方が欠如する。
[es]という映画を思い出す。心理学の実験で対象者が囚人服と看守服を着て仮想的に演技をする。そのうちに看守役が自分が本当の看守のように偉いと考え出すのだ。現代ではこの心理実験は禁止されている。しかし、イスラエル国内では同様の状況が起きている。

これが恐ろしいところだ。兵役を抜けたユダヤ人は一層パレスチナ人との溝を深くするだろう。防衛のための政策が国民同士を反発させる結果を招いている。

そして、兵役を終えた若者は一路インドを目指す。ガンジャを好きなだけ吸うためだ。こんな循環ではユダヤ人の唯一の武器である知性・学問の分野が衰退するだろう。このままでは何十年か後、経済によって守られた国家は破綻する。イスラエルはアラブ諸国によって解体されるのではなく、国力の低下によって崩壊する可能性がある。今日の能天気な兵隊を見てるとそう考えざるを得ない。

夕方、ハイファへ。友人の奥さんの両親が迎えてくれた。
エルサレムのバスはパレスチナ人とユダヤ人の二つのシステムが並存している。メンドクサイ。
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