[080808]Cairo
 コプト教会へ。初期キリスト教の原始的な形態を見ることが出来る。エジプトにはデザインの技巧に走る前の素朴で力強い形態が残っている。構築への意思。それはカルナック神殿などの力強い柱のデザインから脈々と続いているように思う。

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 そんなエジプトは他のイスラム諸国とは建築が異なる。エジプトがイスラムの原始的な形態を保っているからだ。今日はイスラーム地区の初期寺院を見て回る。千夜一夜物語のように千のミナレットが立ち並ぶ街並みがある。

エジプトではモスクよりイスラム寺院形式が主流。イスラム寺院は完全に中庭形式。
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 中央に水場があり、外側に何層にもなる回廊が囲む。祈りの時間ではないときには、おじさんが絨毯の上でだべっていたり、寝転んでいたりする。のんびりとした空間だ。
寺院回廊部に敷かれている絨毯には反復した模様が描かれる。これは一人分のスペースとメッカの方向を示している。

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 基本的に宗教施設は方位を重要視する。キリスト協会は朝のミサのために祭壇を東に向ける。古来の祭壇は太陽と合わせ、東西を主軸として作られているものが多い。
 それに対してイスラム寺院の方位はメッカの方向を基としている。世界各地にある寺院ごとメッカに向けて祭壇を造る。つまり東西の方向に対しては無視されていることになる。
 イスラム教が宗教と言うより、共同体をどう成立させるかということに重きを置いているからだ。同じ方向を向いてお祈りをする作業が共同体意識を生む。そして、メッカが栄えるように戦略が組まれていたからだ。
 

 ダハブに旅立つ旅人へ向けて「贈る言葉」を合唱した。
 いい歌詞だと思う。
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[2008/08/08 23:15] | 世界一周旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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