[080715]Tampere → Imatra → Helsinki

建築見学予定だったタンペレ市立図書館の1階がムーミン博物館になっていた。ムーミンも時代を経ながらじょじょに万人受けするかわいい顔になってきている。
時代を超えて残る全てのものは、やはりオリジナリティを持っている。その世界観は必ずしものフィンランドの風景に合致するものではない。そこに核があるのだろう。

 とはいえ、車窓から見るフィンランドの景色は確かにムーミンがいてもおかしくない。早稲田大学の工学部の近くにある夢民(ムーミン)というカレー屋さんがある。そのカレーが食べたい。 

 Imatraにあるヴォクセンニスカ教会へ。往路だけで4時間の移動、アールトの名作は僻地にある。(ちなみにマイレア邸は1週間の休業に入ってしまっていた)
 この作品は内部からデザインされたように思う。白い3つの十字架が白い壁面に浮かぶ。陰影だけによって浮き上がる十字架だ。天井、壁は曲線を柔らかな曲線を描く。ただこの曲線が活きるのは側面に直線のデザインが含まれているからだと感じた。直線が曲線を活かす。正面の壁はアシンメトリーになっている。実に複雑な空間性だ。
s-DSC_2907.jpg

 教会は3つに仕切ることが出来るようになっている。これはユヴァスキュラの教育大学ホールと同じ。大学ホールは役立ちそうではあったが、この教会では分割する使い方はされていないとのことだった。本来、真ん中の部屋がカフェになり、3つ目の部屋がプレイルームと想定されてたそうだ。現在では冬季に3つ目の壁を閉じるだけだということらしい。

 パイプオルガンを包むデザインはこれまで見た中で最も美しいデザインであった。白塗りの壁と木の柔らかな空間だ。北欧の白い光が内部に入りその神秘さを増す。惜しむらくは午後の遅い時間に行ってしまったこと。教会建築は朝の光に合わせて設計される。教会は朝に見なければ真の姿を見ることが出来ない。頭の中で光を若干調整しつつ、じっくりと空間を味わった。
 

フィンランドには公衆電話がない。近年、全て取り払ってしまったそうだ。常に困り、道に行く人に頼んで電話を貸してもらうことになる。フィンランドは携帯電話で有名なNokiaの国だ。公衆電話(地上回線)がないのはノキアの陰謀に違いない。実際フィンランドのようなインフラ設置が厳しいところでは電波を飛ばしたほうが良いのは分かる。しかし、携帯と同じ回線システムの公衆電話があってもいいのではないだろうか。ノキアに抗議したい。
 と、思っていたのだがヘルシンキ駅にはハイテク公衆電話があった。お金を入れるとネットも電話も出来る。電話はコードのついた携帯のような大きさで実に話しにくい。ボタンもタッチパネルだが実に押しにくい。しかも、電話をかける前からお金が掛かる。
 そして、電話のシステムはスカイプを使用している。
 そういえばI-phoneが日本でも発売したらしいが、スカイプフォンが日本で普及したらドコモもauもなくなってしまうのではなかろうか。ソフトバンクは生き残りそうだが。

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