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[080628]Lyon → Firminy → Paris → Brussel
 リヨンから70km離れたフェルミニへ。ル・コルビジェの未完作品であったL'eglise Saint-Pierreが2006年末竣工された。この教会は「光」がテーマとなっている作品である。
建築雑誌等で植木鉢をひっくり返したような外観を見ていたが、内部の光は想像できないものだった。

s-DSC_0912.jpg


 内部に入ると星空のようにも見える無数の小さな開口部からの光(1)が飛び込んでくる。(これはロンシャン教会の開口部の光のイメージに近いかもしれない。)
s-DSC_0852.jpg


次にラ・トゥーレット修道院で見せたような側面からの着色された光(2)が目に入る。
s-DSC_0865.jpg


そして、天井からは光の大砲というべき開口部から光(3)が落ちていた。
s-DSC_0848.jpg


(1)~(3)は以前のコルビジェが獲得していた光の使い方だろう。しかし、ここからが違う。
内壁に繊維状の光が無数に流れているのに驚嘆する。この光の帯は直線的ではなく、柔らかな曲線を描く。外の状況に合わせて光の帯は強くなったり、弱くなったりする。

s-DSC_0860.jpg


私が訪れたときはちょうど雲が通るときだった。コンクリート打ち放しの壁はスクリーンとなって、浮いては沈む光の川を映していた。光が柔らかに踊る姿を観る。写真よりも映像として紹介すべき建築ではないだろうか。

この光の帯は小さな開口部から来る。それは直接的に開口部を突き抜けてくる光ではない。開口部には金属の輪が組み込まれていて、そこに反射した光が内部に入ってくるのだ。そのためにあの有機的な光が生まれる。

s-DSC_0897.jpg


この教会のプランは正方形で単純な形態を持っている。ただ追加された台形の上部(蓋)が驚嘆する光を生み出した。元々未完時には土台となる部分は作られていたが、ここまでの光が生まれるとはとても普通の人々には想定できなかったろう。
 間違いなく建築のマスターピース。コルビジェは「光」そのものを物質として取り出して見せてくれる人だと考えていた。ここでは「光」は柔らかに踊る意思を持っていると伝えてくれた。


外観に見える樋は内部側壁の間接照明を兼ねている。

 その他、周辺のコルビジェのユニテ、公営プール、運動場、文化センター等を見学。ユニテでは親切な住民に声を掛けられ、内部を見せていただいた。書籍などのお土産もいただいた。彼女はサルコジ大統領をファシズムだと罵っていた。公営住宅に住む方とパリや資本主義を代表する大統領では考え方がずいぶんと違うのだろう。


TGVでパリへ。のどかな田園風景が高速で遠ざかる。車両案内はフランス語、イタリア語、最後にちょこっと英語だ。ヨーロッパはどこでもそうだが、英語は最後に案内される。つまり、マイナーな言語として扱われている。
 

フランスのパン屋さんで買うサンドイッチはパンが違う。
旨い。
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