[080626]Zermatt → Geneve → Lyon 
スイスには結局1週間滞在した。スイス人は本当に語学が達者だ。大体の人がイタリア語、フランス語、ドイツ語、英語と4カ国語を操る。4つの国(リヒテンシュタインも入れれば5カ国)に挟まれて位置するスイスならではだ。国の中でも主要言語が変わってくる。そして、スイス人は実に他国の人に優しい。中立国なので八方美人的な国民性を持ち合わせているのだろうか。

ジュネーブにてル・コルビジェの初期の作品クラレテ(Clarte=明るさ、光を意味する)を見学。鉄とガラスで作られた実験集合住宅で新たな時代の幕開けとなった作品。ただ修復工事がすでに終わっているかと思っていたが、未だ修復中。真っ黒なファサード、ガラスは割れ、まだまだひどい状態。近代建築はもはや古典だと思うが、その時代背景を打破しようとしたその精神・アイディアにこそ学ぶものがある。そして、時代を超えて残るものは必ずデザインも良い。(そこそこの)アイディアだけでは時代を超えない。今回、デザインを拝むことは出来なかった。しかし、その精神に触れることで少しは訪問の甲斐はある。(か?)

ちなみにコルビジェは晩年にフランス国籍を取得したが元々スイス生まれ。彼の肖像はスイスフラン紙幣に使われている。スイスでは国際的な文化人が紙幣の顔になる。日本だと誰がいるだろう。正直、樋口一葉では心もとない。黒澤明監督を紙幣にして欲しい。
 
リヨンに着き、Lyon Confluence再開発地区へ。工場や倉庫群だった場所の再開発(150ha)で住宅や商業地区、文化施設などができる。ベルリンの再開発時と同じようにあちらこちらにょきにょきとクレーンが立ち上がっていた。開発に関するインフォメーションセンターもしっかり整備されている。ビデオや展示によってどんな街が出来るのかを紹介している。

s-100_5433.jpg

何十年というスパンで計画するとのことだが、2012年ぐらいに一段落する。建築の目玉としてはコープ・ヒンメルブラウのMusee du Confluenceがある。その他の集合住宅も斬新なデザインばかりなので、あと3,4年後には建築見学の一大拠点になるはすだ。
詳しくはwww.lyon-confluence.fr


 ジャン・ヌーベル設計オペラハウス前のジャズで一日を終える。どこにでも音楽がある。

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[2008/06/26 07:07] | 世界一周旅行 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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コメント
クラルテ邸は、去年から修復工事が始まったようです。私も中に入る機会を逃してしまったのですが、いろいろからくりがあって面白いらしいです。ジュネーブってそれしか見るものがないですから、残念でしたね。
スイス人とはいいませんが、ジュネーブにいる人の多くは、開いているようで(コミュニケーションに長けている)、がっちり閉じていて、なかなか難しかったです。
[2008/06/30 20:31] URL | K.Kitagawa #Pfs7STxU [ 編集 ]
>Kitagawaさん
 そうなんです。ジュネーブって大きな街なのに、建築的にはあれだけですよね。こるびーの母の家にレマン湖の近くで寄るって手もありましたが時遅しでした。

 スイス人はそう感じられましたか、実際に4年もいらっしゃったかたなら納得です。僕は旅行で会うスイス人だけなので深い話もできませんから。ただ、ラテンの人々よりは話を聞いてくれそうな気がします。
[2008/07/01 06:44] URL | Hiroki #- [ 編集 ]
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