[080609] Bali → Alberobello
 イタリアに入ると一般人の身振り手振りが俄然大きくなる。話し方も大げさだ。イタリアに着いたのだと感じさせられる。
 イタリア語には「ッチ」とか「オーネ」が語尾に付く。何かの英単語にこれらを付けて話すとイタリア語のように聞こえる。だけど、当然、イタリア人には通じない。

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 イタリア人は泥棒の国だ。盗むことがイタリア人の習慣なんだと、イタリア人が話していた。ユーロ連合内は人の行き来が自由になった。夏休みにはイタリアの学生窃盗集団がヨーロッパ中を巡るらしい。自分も気をつけねばならない。こちらの警察はあてにならないからだ。以前、ベネチアで一緒に食事をしていた方が窃盗に会いそうにあった。その後、窃盗を試みた連中は同じ店のバーで飲んでいた。店も警察も何もしてくれない。
 
 日本の警察はそんなことはありえないが、日本人は安全に強い幻想を抱いていることに不安を覚える。日本の警察は世界で最も優秀で日本人は清く正しいという安全神話だ。実際に日本は世界一安全だと思うがこれには不安を覚える。

 戦前の日本もそうだったからだ。日本の軍隊は最も強く、神様に守られている。という神話を大本営も日本国民も信じていた。日露戦争時の時から「ロシア軍の強力な戦車隊に対して、紙くず同然の戦車しか日本は持ち合わせていなかった」とノモンハンを振り返って司馬遼太郎が記述していた。その戦前の強兵神話を信じて太平洋戦争に向かった過去の日本と、日本の警察は世界で最も優秀と信じる現代日本と何が違うのだというのだろう。

 今は警察があてにならないとか、凶悪犯罪が増えているなど不安を煽るニュースが溢れ、振り子が逆に振れてきている。これもこれで不安を覚える。恐怖を生み出すニュースは結局犯罪を生む。安心と不安の情報操作が良いのかは分からないが、個人的には実際に起こっているデータを見て判断する人間でいたい。
 

 アルベロベッロではトゥルリと呼ばれる円錐屋根の住宅に宿泊した。一軒丸ごとなので本当ならば6人ぐらい泊まれる空間を独り占めすることになる。
※トゥーリストインフォメーションには宿は提供されておらず、トラベルエージェンシーで頼むと高い。結局、個人的に交渉せざるを得ない。個人邸を貸し出すことは違法行為であると聞いたが世界遺産の住宅に泊まりたい。

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 アルヴェロベッロにはトルリィのまとまったエリアがある。殆んどのトゥルリが現役で利用されている。郊外にも古いタイプのトルゥリが点在している。(こちらのほうが趣がある。)
宿泊して感じたがトルリィの中は実に快適だ。何も不自由がない。冬は暖かく、夏は涼しくなるように設計されている。(現在ではエアコンが付いているので高い天井を残さず、ロフトを作っているケースも多いようだ。)

中学校を超える子供がいるとプライバシーなどの問題が発生する可能性もあるが、日本の2DKよりましだろう。建築的に実に面白い住居形式だった。

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