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[080603] Budapest → national park Plitvicka →Split
 プリトヴィッツェ湖群国立公園へ。青やエメラルドグリーンの湖がいくつも連なる風光明媚な場所だ。南米の自然遺産のようなダイナミックさはないものの落ち着いてハイキングの出来る気持ちのいい場所だ。(一応世界遺産であるが、特に初期の世界遺産リストはヨーロッパに優遇されているといわざるを得ない)
 

s-100_4971.jpg


 歩行路は細い丸太を釘で打ちつけて作られている。美しい散策路である。日本であれば手すりなどを付けられてしまうかもしれない。

 日本は何でも過剰だと思う。落ちたって死なないのであれば、殆んど落ちる可能性がなければ手すりがなくとも良いだろう。それよりも景観を楽しみたい。
 階段の縁に設置された黄色い線もそうだ。黄色いテープは色覚弱者の方のためにつけられている。実際には黄色い色でなくとも白色などで輝度の変化をもたせれば十分機能する。黄色は街の美観を損ねている。
 それでも黄色いラインや黄色い歩行ブロックを使うのは、健常者がその場所に駐輪などしないようにという配慮である。余計な配慮である。変えられないのは人が黄色が禁止マークということに慣れているからだという

 安全に関わるものだけならまだいい。以前、岐阜県の国宝 犬山城に訪問したとき私は愕然とした。天守閣に上る階段は一つしかない。その階段にご丁寧にも上がり、下りという標識が上の階にも下の階にも合計4つも貼られている。なんの意味があるのだ。

 天守閣には4方向に赤字で「禁煙」と書かれた半紙が貼ってある。城の中はおろか周辺も禁煙の場所である。入り口でも厳重に注意されている。むろん立て札もこれまでにいくつも見た。

 そこで天守閣に常にいる係員に聞いてみた。

「タバコをここで吸われる方がいるんですか?」

 係員いわく「たまにうっかり吸ってしまう人もいる(と思う)」とのこと。

では次の質問。

 「では、何のために天守閣に係員がいるのですか?」

係員曰く「自分がトイレに行ってしまっていない場合もある」とのことだ。

周囲には禁煙の張り紙の他に「転落注意」や「天守閣」、「お帰り口」の張り紙がある。実にご丁寧な対応だ。そして、それほど注意を促されなければ日本人は誠実な行動が出来ないほど知性がなくなってしまったのだろうか。そんなことはないはずだ。

この問答に日本国民性の一端を見出すことができるのではないだろうか。


※※※
国立公園では大雨が降り、一時大変だった。山の天気は変わりやすい。しかし親切な旅行者に傘をお借りすることが出来た。傘を返せるように手はずを取ったが、傘は彼らの手に戻っただろうか。この場を借りてお礼を申し上げたい。「どうもありがとうございました。」
 ※※※

 スプリットに向かう道中、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの国境あたりを通った。いくつもの住宅が無人の家と化していた。近くには地雷注意のドクロマーク入りの看板が立っていた。おそらく戦場となることを恐れて住民が逃げ出したのだろう。もしくは、自分達の民族の多数派がいる国の中心部へと移動せざるをえなかったのだろう。彼らは先祖代々その土地に住んでいた。国境あたりは民族が混在する場所だ。そこでは他民族が割と仲良くやっていたはずなのだ。しかし国の都合で国境が引かれ、自分が多数派になるか少数派になるかという運命が決定付けられる。なんと不幸なことなのだろうか。


 旧ユーゴには戦争の爪跡が現実的に残っている。そしてボスニアでは未だ紛争が続いている。
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