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[080512]Meknes→Fes
 列車でメクネスから50分程でフェズに着く。旧市街のフェズ・エル・バリは1000年の歴史を持つモロッコで一番古い都市である。この旧市街(メディナ)は「世界最大の迷宮」と呼ばれている。

 メディナに入ると狭く曲がりくねった道に商店がギュウギュウにならぶスーク(商店街)となっている。メイン通りでも幅員2mもないところもある。道案内もない、あっても通りの名前もアラビア文字でさっぱり読めない。観光用の地図は全く役に立たない。そのため、私は雇わなかったが多くの観光客はガイドを雇うことになる。


頑張ってメインの通りはなんとか理解できる。しかし、興味の赴くまま横道に入るとどこかで行き止まりとなっていて戻るハメになる。メイン通りからの横道は復員60cmしかないものもある。この細い通りにも住宅の玄関がいくつも接道しているのだから恐れいる。また通りの頭上には建物が増築されて空を遮っている。時間のあるときにgoogle earthで上空から見てみたい。1000年変わらない街並みだ。

この細い街並みでは車もバイクも通れない。荷物を運ぶには昔も今もロバが主要な運搬手段だ。

s-100_4597.jpg



 この世界最大の迷宮に挑んであちこち歩いた。アップダウンもあることに加え、行き止まり、人やロバとすれ違い、あちこちから飛んでくる日本語への対応などで本当に疲れる。3時間も歩くとぐったりしてしまう。広場や公園などの休むところがないのだ。しかし、現地人だったらそうは困らないだろう。モスクがあるからだ。メディナには800ものモスクがあるという。この静かで絨毯が敷かれている空間で好きに寛げるのだから公園など必要ないはずだ。観光客はお金を払ってうえで旧神学校のパティオの見学ぐらいしか出来ない。モスクの形態の意味をまざまざと思い知らされた。


 世界最大の迷宮で本当に迷った。タンジェ、メクネスと歩いたが、フェズのメディナはもっともっと広い。出発点に戻ろうとして、一度本気で迷ってしまった。方向感覚は悪くはないはずなのだが、行きたい方向に道がない。そして曲がりくねって歩かされているうちに、方向を見失ってしまう。建物が高く、道が狭いメディナ内では太陽がどちらにあるのかさえ分からない。
 
 夕方、高台から街を眺めてみた。密度の高い街並みだ。ところどころにミナレット(モスクの塔)が見える。高台に上ると見えるのに街の中では殆んど見ることが叶わないランドマークである。高台から街を眺めても誰一人としてみることは叶わない。この街に何十万人もの人間が蠢いているのは不思議な感じだ。

s-100_4593.jpg


 この街に来た目的の一つがタンネリと呼ばれるなめし革染色職人街に行くことであった。色とりどりの円い染色桶の写真を見たときにいつか行ってみたいと思っていた。例によって若干の見学料を支払わねばならなかったが、実に強烈な場所であった。私の腕では写真にこの色が写しきれているか分からないが、その色と形態が強烈な臭いと共に強く記憶に残っている。

s-DSC_7367.jpg



 人間が得る情報は90%近く視覚情報によるという。(だったと思う)ただ記憶される情報に関しては50%もないのではないかと思う。残りの50%以上は臭いであったり、音であったり、体全体で感じた空気だ。これこそ記憶に強く刻まれる。そして、それと似たものを再び得たときに一瞬のうちに記憶が呼び起こされる。視覚情報を写真は残すが他の感覚を置き去りにしてしまう。(以前にも記載したが)スケッチするのは視覚情報をより強く印象付けつつ、体全体で記憶する儀式なのだと私は思う。

 人と歩行に疲れてぐっすり就寝。
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[2008/05/12 23:03] |  -モロッコ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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