[080427] Risbon
 飛行機の中、隣の席の女の子が建築学科の学生だった。ポルトガルの建築コースの課題はどうも固いお題のようだった。学生なんだからもっと自由に設計すればよいじゃぁないかと二人でエスキス。課題の趣旨は読み込めなかったが、楽しい時間を過ごせた。

 南米からヨーロッパ。ポルトガルのリスボンへ。旅を始めて9カ国目、私にとっては通算43カ国目だ。リスボンは空港から市内が近いこともあって全体的にはこじんまりした印象を受けた。起伏もあり、アラビアの影響を受けた城塞都市であったせいか道は複雑だ。道が曲がりくねり、それに合わせて建物が建てられている。シークエンスが楽しい街だ。

 住宅もアラビアの影響を受けたセラミックタイルで出来たものが見受けられる。また、最上階の部屋も特徴的だ。これらがリスボンの街並みを印象深いものにしている。


 リスボンの目的であるカラトラバ設計のオリエント駅へ。実に美しく理にかなっている構造だった。鳥の筋肉繊維や動きが形になったかのような印象を受けた。この周辺は元々98年のリスボンエキスポの会場でありそれを機に一気に開発された。エキスポ時に作られた恒常的なパビリオンは健在だ。とくにセシル・バルモンド設計のポルトガル館の構造には驚かされる。日本で出来るかは別としてコンクリートでこんな空間がつくれるとは。本で存在を知ってはいたが、改めて構造の奥深さと楽しさを実感させられる。ここは構造建築家のオンパレードだ。

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 日本のエキスポ(愛知地球博)では、エキスポが終了した後は自然に戻すことをコンセプトにしていた。しかし、こちらではエキスポが終わった後は見事な週末空間+住宅地が作られていた。それぞれが質が高く、マンションの設計に多く関わっていた自分としては実に参考になる。

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※住宅地区

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※床まである窓の前の壁ごと動く。詳細を観てみたい。

ひとつ日本の状況と決定的に違うことがある。高密度のマンション地区であるとどうしても駐車場が問題になる。地下に埋めればお金がかかる。機械式も面倒であるし維持費が高い。青空駐車場で作ってしまうと、殺風景な中庭、外構になってしまう。こちらでは駐車場を公共空間である道路が担保している。道路と街路樹をうまく設計して駐車スペースを作り出している。中庭も歩車共存道路にし、かつ舗装をポルトガル石でモザイク模様をつくっているため殺風景な印象を全く受けない。日本では公共空間と私有空間が断絶されているため、これが出来ない。これが決定的な違いだ。

ヨーロッパは夜が長い。夜の9時まで日が照っている。観光も長くできるのがありがたい。
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[2008/04/27 06:27] | 世界一周旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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