[080422] Ouro preto
 夜行バスでOuro pretoへ。このオーロプレートという街は1750~1850年に建設されたコロニアル都市だ。世界遺産にも登録されている。もともと鉱山採掘のための都市として建設された。よって、丘陵地に建設されている都市である。

 丘陵地における街の景観のポイントは屋根であるように感じる。屋根の色がある程度揃っているだけでも見事な景観を得ることができる。オーロプレートも茶色い瓦で全ての住宅、教会の屋根が作られていた。ガソリンスタンドの屋根すら同じ瓦であった。

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 日本にも同じように統一された屋根の街並みがある。記憶に強く残っているのは能登半島の黒い屋根だ。今では地震によって少し崩壊してしまったかもしれないが、実に美しい。他にもたくさん事例はある。昔からの習慣で作られたのではなく景観を作り出す運動によって屋根の色が統一された事例もある。伊豆半島の松崎町では市長の鶴の一言で屋根の色をウコン色に統一している。なんでも伊豆半島のコートダジュールだそうだ。コンセプトは分からないが、統一してよかったように思える。
 
 日本では屋根の色は自由に決められる。素材は同じでも塗装を変えればいいからだ。しかし、なぜ日本には青色の屋根が多いのだろうか。青色というのは基本的に自然界に存在しない色なのだそうだ。高台から森の中に青い屋根を見かけたら、色合いがどうも気持ちが悪く感じるのではないだろうか。日本の不思議だ。

 
 近くの鉱山にも行ってみた。インディージョーンズさながらトロッコに乗って地下空間へ。ボリビアのポトシなどの鉱山と違って整然とした構内であった。広い採掘場が形成され、その空間を保つように巨大な柱が何本も残されていた。建築は何もないところに空間を作り出すが、ここでは逆の行為が行われる。プラスではなくマイナスの造作だ。

 彫った部分が空間になり、残した部分が柱になる。空間に静かな、けれど強い力が満ちているように感じた。
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[2008/04/22 08:23] | 世界一周旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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