性悪説前提での社会構築は避けるべき~冷凍食品への農薬混入事件に思うこと~
この冷凍食品への農薬混入事件が、まず、偽計業務妨害容疑ではなく無差別殺人未遂であると位置づけ、非正規雇用者の待遇が問題だったというような論理のすり替えにならないことを望む。

一方で、人間は悪という前提での社会構築にならないことを期待する。人は善ではないけれども悪であるとして完全なる抑止社会にした場合、創造性や効率性など社会全体のロスは計り知れないだろう。
[2014/01/27 12:48] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
フィギアスケートはスポーツにしか過ぎないのか?
冬季オリンピックでフィギアが注目されるけれど

フィギアで浅田選手を始め、メダルが期待出来る競技であり、見た目も華やかなので注目されるのは分かる。
けれど、そもそも僕にはフィギアの演技によって得点を競うということ自体に少々疑問を感じる。技術点と芸術点を併せたもので、体操と似ているような気もするが、フィギアはより美しさにも重点を置いているような中途半端感を感じる。そもそも、アーティストではなく、「選手」である。一方で、美しさを体感するのに最もふさわしいプロのショーフィギアがなぜ注目されないのだろう?それは私たちが美しいものを見たいのではなく、金メダルや得点による優越を見るのが楽しいからである、と穿った見方もできるだろう。

 美しいフィギアを見たいのならば、背景に広告が映っていてもつまらないし、荘厳な音楽の中で只明るい照明の下で行うのではなく、もっと照明にこだわっても良い。音楽だって生演奏であっていい。空間だってステージをつくってもいだろう。なにも一人で滑らなくていい。

 本質的に美しさを競うスポーツであるのに、テクニックを見せつける為に飛ばないといけない。美しさを見せたいのに、本当に美しい舞台で踊れない、となれば、美しく滑っているフィギアの最高峰に、僕らは「実は」関心がないと言えるのではないか。

というのは、フィギア界にとって良いことなのだろうか? フィギアがオリンピックの競技の為のみにあるのであれば、フィギアはバレエのように芸術へと昇華していかないだろう。

そんな現状を見るとフィギアの将来に不安を感じてしまうのは僕だけか。
フィギアの中継の背景に映る広告を見ながら、そう思った。
[2014/01/23 22:17] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
世界に散らばる日本の文化財のための修復センターを!
日本の文化財は日本にある文化財だけではありません。

明治期から終戦直後に海を渡った、屏風絵や仏像など多くの日本の文化財が世界各地の美術館•博物館には収められています。その中には日本にあれば重要文化財になっていただろう文化財も多くあります。特にアメリカには多くの日本の文化財が渡っています。けれど、一般的に和紙など西洋になかった日本の文化財を修復する技術を現地の美術館は持っていないのが現状です。毎年のように研究の公開や、ICROMなどの研修によって技術移転も行われていますが、現地の博物館だけでは手におえないものもあります。

と、なれば、現地では修復出来ない日本の文化財を、日本に持ち帰り、修復して次代に残していくことが求められます

クールジャパン機構も大々的に発足したようですが、古来からある日本の芸術や文化のバックグラウンドがあってこそ外国人が日本を素晴らしいと思って頂けているんじゃないでしょうか。このまま修復の手を伸ばさなければ、海外で徐々に朽ちていく文化財も多くあります。この文化財は海外の人にとっても、日本人にとっても宝です。これを保護していく地道な修復活動が必要でしょう。

近年、文化の輸出、交流というと経済産業省主導のマンガや日本製品に着目した経済に直結する形での動きが盛んです。平成25年度の日本における世界遺産推薦資産を日本の工業の歴史と関係ある九州の近代工業化資産が内閣官房主導で選ばれたのも、文化が経済的な論理で利用されていることの表れのようにも見えてしまう。文化って、経済指標だけで図るものでしょうか?オリンピック開催への経済論理の件もそうですが、僕らが本当に見たい世界ってお金で判断される世界ではないはずだと信じています。

 来年度は 全ての省で大幅に予算が増されるようですが、文化省の予算はほぼ横ばいとのことです。大きな政府を作る必要はないと思いますが、きらびやかな交流や一目を引く文化ばかりに傾倒して予算配分していないだろうでしょうか。

 かくいう、自分も知りませんでした。海外にある貴重だが朽ちていく日本文化財があること、それを修復したい現地の声が多くあるが対応出来ないでいること、日本の修復する人間の勤め先がないこと、若手が育たず失われて行く日本の修復技術など、これまで全く頭の中にありませんでした。


世界中にある、日本の文化財を修復する一大センターが日本にあってよいのではないか。
これこそが日本しか出来ない国際貢献であり、真の文化外交だと僕は思います。
[2014/01/22 23:04] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
日本版「三匹の子豚」をつくろう!
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子どもに三匹の子豚を読み聞かせていて驚いた。

 この話の要点の一つは藁/木造/レンガ造住宅を比較し、レンガ造が最も災害に強いということであった。

 しかし、地震の多い我が国で組積造のレンガの家が優れている等という論説はいかがなものだろうか。実質的には風害(オオカミの息)が、当該対象地に於ける災害要因ではあるのだが、「住宅は夏を旨とすべし」というように、日本では通風が重要である。風害の多い地域は日本国に於いては南国であり煙突は必要ない。むしろ煙突が必要なのはむしろログハウス的な木造住宅や山小屋であろう。当然、泥棒対策上もよろしくない。

 このような絵本が世間一般に流通し、子どもにレンガ造が良い等という誤解を植え付けるのはいかがなものか?

 日本の大手ゼネコン、及びハウスメーカーはこれに抗議し、日本の子どものための「三匹の子豚」の絵本をつくるべきだろう。住宅づくりは自分で施工せず、専門家や施工者と協力し、免震や耐震などを駆使して、安心•安全な住宅を作りたい。


 と、上記まではハウスメーカーのような立場から見たジョークだけど、

 個人的にはセルフビルドも大賛成。世界中の住宅はセルフビルドのほうが多い。もしも物語を造り直すなら、風害-火災-震災に遭いながら、徐々に三人が力を合わせて災害に強い住宅を作り上げていく話とか、それこそ、三匹の子豚が故郷を離れて、インドネシアとか、日本、アイルランドとかに引っ越す話なら物語が展開出来そうだ。
 

 この日本版「三匹の子豚」の話。協賛を得て、真面目につくれば良い絵本ができそうだし、企業広告にも使えそうだ。
[2014/01/14 17:32] | 建築・都市コラム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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