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イタリア日誌-70「festa dei vicin!」
festa dei vicini!!(近隣食事会)

5月は外で食べるのが気持ちいい季節。
ついつい、ピクニックや外でのアプリティーボを楽しんでしまいます

そんな季節には各地で(もちろんフェッラーラでも)こんな感じで道を占拠して、近隣住民の夕食会が開かれています。

近隣


もともとイタリア全土で中世からコントラーダ(地区コミュニティ組織と訳せばいいのかな)による食事会が行われていました。
 食事会は本来重要な役割を果たしていて、コントラーダが機能していたときは、地区で生まれた赤ちゃんは教会で洗礼を受け、もう一方でコントラーダに連れてこられて所属を果たしました。つまりイタリア人はクリスチャンと「コントラーダの一員」としての2つの契約を生まれてすぐに果たすわけです。

 イタリア各地で開かれるパリオのお祭りはこのコントラーダの対抗戦のようなものです。各コントラーダの旗を掲げて街を練り歩き、旗振り(バンディエラ)の競技や競馬もあります。このパリオはシエナが最も有名で、今もシエナではコントラーダが非常に強く機能しています。

 しかしながら、シエナなど特殊な都市を除いてイタリアでもコントラーダの結びつきが弱くなってきています。例えばフェッラーラで行われるパリオは世界で最も歴史がありますが、コントラーダの結びつきが弱くなり、イタリア人のいうところのVIVA(生き生きしている)では無いようです。


 そんな近隣の結びつきの薄くなる流れに対抗してか、このように近隣の食事会が各地で開かれることがまた重要視されてきています。日本の町内会のお祭りに近い感じがありますね、


でも、もっと緩くて、だれでも迎え入れてくれる、
そんな温かいイベントです。

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[2012/05/27 23:58] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
フェッラーラ地震速報
■地震発生!
夜中の4時にエミリアロマーニャ州にM5.9の地震あり。寝てて縦揺れが激しく、ドンガラドンガラという感じ。強い衝撃だったので、外に避難。(実際には、ペットボトルも倒れないぐらいで、本屋の書籍にもほぼ乱れは見られない。直下型で震度は3ぐらいでしょう。外に逃げたのはイタリアの建物が信用置けないから)。外にはパジャマ姿で避難している人多数。近隣の人の話を聞く限り、外に避難するような地震は1978年以来だ、とのことでした。

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本屋の本すら落ちていない、横揺れの無い地震


■市民の様子

 今年に入ってからエミリアロマーニャ州は地震が何度かあるのですが、全て直下型地震で地震の被害範囲は狭いです。体感の揺れは激しいのですが建物ごと縦に揺れます。礎石造やポルティコは、横揺れには非常に弱いのですが、地盤ごとの縦揺れであったため、体感の揺れほどは建物の被害が少なかったのでしょう。
もちろん、これは日本人の建築家としての感想であり、現地の人にとってはこの世が終わるかという感じだったようです。ただ、パジャマ姿で逃げて怖がっている人がいる一方で、避難して立っている場所が崩落時に危ないのではと思ったり、あんたらガス栓とか閉めて来た?と思ったり、地震時の避難に関しての対処はできていません。それが故に、恐怖が大きかったことと思います。

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街の中心に避難して来た市民。土曜日の夜だったので夜中の4時でも飲み続けていた人もいるかも。

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避難した近隣住民。始めはパジャマの人が多かったので、かなり焦っていたのだろう。夜中に雑談。


■現地の情報
ニュースを見ていますが、イタリア中のトップニュースです。増えるでしょうが現在6人ほど亡くなられたそうです。完全に崩壊した建物ばかり映すので、被害がひどい様に見えますが、フェッラーラ中心部は平穏です。フェッラーラと言う名前が出ますが、フェッラーラのコムーネの範囲とフェッラーラ県との範囲は異なります。地震の直下地点が酷かったのでしょうか。工場のタンクが崩壊したり、建物から救い出された人の映像など流れています。

フェッラーラ県近郊のMIRABELLO
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完全に崩壊したフェッラーラから南西に5kmほどのMirabellaの教会(ニュースより)
という教会などは完全に崩壊しています。(リンク先)
http://www.ilrestodelcarlino.it/ferrara/cronaca/2012/05/20/715478-terremoto-ferrara.shtml


■現地レポート
 朝、街に出て地震の被害を見てきました。夜中は暗くてそんなに被害がないように見えましたが、街を歩くと各所に危険防止のテープが貼られていました。一つ一つの被害も光の下だと明確に被害把握が出来ました。エステンス城の上部も少々崩壊していましし、建物にひび割れ、一部建物が崩壊して石が落ちて来て車がの窓が破壊されたりしていました。(写真)


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s_フェッラーラ地震
エステンス城北東の頂部が崩壊


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教会の破風部分の崩壊

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可哀想にベンツが、、、地震だと保険も効かないだろうし。




また、実際には外観からは分からない古い住宅の内部にはヒビ割れなどあるでしょうし、実際にはもっと被害があるでしょう。しかし、それを考慮しても、とりあえずはフェッラーラの旧市街内には大きな被害は少ないようです。



■フェッラーラ地震の特徴
 被害の多くは、古い建物の頂部が崩れていたり、破風の上部に付属している像が落ちている、建物同士がくっついている部分がひび割れている、というのが特徴です。
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教会の頂部から落ちた像


考察:
(1)建物全体が揺れるため、全体は崩壊しにくい。
(2)地震以前に建物が傾いて隣建物とくっついていた場合、建物の力の流れの方向が異なるため、そこからひび割れが入る。
(3)地震は直下型の縦揺れであったため、横揺れによる曲げ応力が建物に掛からなかった。曲げ応力に弱い礎石造であっても、被害が少なかった原因。
(4)建物の頂部の崩壊は、振れの最終時点で引っ張りの力が加わるためであろう。又、建物本体と付属部分との接着部分に大きい引っ張り力がかかり、そこが崩壊したのだろう。一方、下部にも同じ力が振れの周期に加えて重力と質量が加えるが壊れていないのは圧縮力には強いため。

■今後の地震対策
(1)(2)(3)は取り急ぎ放っておく。対応出来る(4)に関して、全ての建物の頂部付属部分は建物本体と金具にて緊結ことが必要。特に協会の像等は抜けないようにまずは特殊接着剤にて固定し、外から見えない範囲で金具を外から回して固定することが被害を最小に抑えるだろう。

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頂部から落ちてきた装飾。固定方法は鉄の棒で刺してあっただけの様だ。これが当たったら車の中にいても間違いなく死ぬ。


また、当然ながら地震への避難や対応の仕方等は、一度ぐらいは市民全員がしっかり学んでおくべき。もちろん、非常用袋の常備などは火事などの非常事態にも役立ちますしね。

以上、簡易レポート!



追記
明日はフェッラーラの学校、大学や劇場等全てが安全のため閉まるとのこと。

地震データ
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/recenteqsww/Quakes/usb0009tu7.html

情報
http://www.ilfattoquotidiano.it/2012/05/20/terremoto-richter-alle-emilia-romagna/235305/

ferrara地震続き。地震発生から1日半、建物が一部崩壊して大通りに飛び散った石が、まだまだそのまま残っています。交通の邪魔になっているのにも関わらず、周りに囲いのテープが張られ、破片のある箇所が道路ごと侵入禁止になっています。勝手に片付けられないのは、すべての欠片が世界遺産なので。スムーズな交通よりも遺跡だ大事。これにはちょっと驚きました。こんな場所が街に数多くあるので、まだまだ時間が落ち着くまでに時間がかかりそうです.日本の地震災害とはちょっと違う復興の難しさがあります。
[2012/05/20 21:03] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
イタリア日誌-68「T-day!Bologna」
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先進的で実験精神に満ちたBolognaで都市計画の新しい動きがあった。


去年から社会的実験が行われていたけれども、先週(2012年5月12日)からボローニャにおいて週末朝8時から22時まで中心市街地から全ての車を追い出して歩行者天国(自転車は可)にすることになった。20,000㎡の商業地区と文化地区が実現した。
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広い道に、オープンテラスや大道芸人。アクセサリーショップに音楽、新しくできた空間を目一杯使って新しいにぎわいと楽しみを作り出していた。



 歩行者専用エリア内は公共バスでさえは入れない。バスの乗り場もタクシー乗り場も変わってしまう。そのかわり、遊園地にあるような列車型の車両がこれまでより効果的に使われるようになるだろう。
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(イタリアの観光都市では多く見ることができる。現在の様に汽車に似せたデズニーランドの乗り物として観光利用するのではなく、実質的な移動手段として認識されるようになると予想している。例えば8〜10人乗りの電動カーにして数を増やせば十分機能するはず)


このような歩行者天国を日本で実現を試みた場合、バスの路線もタクシー乗り場を変えることのハードルが高い。民間や各省や部門の高い垣根のせいもあるが、要するに都市戦略として統一見解を出せる人間、もしくはコンセンサスを得る構造が成り立っていない。その点、ボローニャではUrban Centerを中心にして、多くの関係者をイベントに巻き込み、近隣商店への経済的メリットを説き、社会実験をしながら検証しながら市民のコンセンサスを得た。このように都市戦略を組み立てる仕組み、街への強い愛情と強い変革への意志が必要なのだろう。



また、この出来た空間をどう市民が楽しめるか。賢い人ほど市街地を歩行者を誘導するよう計画を描くけれども、一方で道を楽しい空間に変えることが苦手だったりする。お祭りごとの好きな人こそが本当に街を活性化する。要するに、まちづくりには知性とバカが必要だ。日本にはいまいちバカが少ない上、バカを粛正する(形而上の)PTAみたいな人が増えていったら、街は楽しくなるはずがない。

 まずは街を楽しむことを、共有したい。




T-day 公式サイト
http://www.tdays.bo.it/index_en.php
[2012/05/20 08:25] | -都市 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
イタリア日誌-67「カフェ文化」
イタリアのカフェ文化は特徴的。

 イギリスのアフターヌーンティーとか中国の茶房、日本のカフェ文化ともカフェの使い方と時間の流れが違う。まず、のんびり友達と待ち合わせて席に座ってのんびり話したり、一人でカフェを飲みながらワーキングスペースとしてカフェを使わない。

 イタリアでカフェはエスプレッソのことで、席に座ると席料が掛かるのでスタンドで「クイ」っと一気に飲む。そして、サッとカフェを出る。頭が疲れたらリフレッシュの為にカフェを飲む。コーヒーを飲むというより、リポビタンDを飲むと表現した方がイメージに近いかもしれない。

 何人かで町を少し歩いたら、もしくは会議の合間に「さて、疲れたからカフェでもしようか」と。この話の切り出し方は小中学校で一緒にトイレに行くというようなイメージに近い。そして、5人居たら5人でお互い奢り合うので理論上、1杯飲むと5杯飲まなくてはならなくなる。この一緒にちょっと行動するという文化がイタリアカフェ文化のもう一つのタバコを吸いに外にでるのも同じようなモティベーションだろうか。実際にレストランに居ても、まとめてタバコを吸いに外に出て行く。タバコ休憩、タバココミュニティ。タバコの喫煙人口が減っていかないのは、この連れタバコ文化があるからかもしれない。

 もちろん、朝食を甘いパンとコーヒーでカフェで済ませるのが一般的だし、一人でカフェをゆっくりと席に座ってドルチェを食べるトリノのカフェ文化もイタリアにあるじゃないか!と突っ込まれると困るけれど。(笑)

P.S.イタリアでは伝統的なスタイルではなく、wifiの使えるアメリカタイプのカフェが最近でてきた。そこではエスプレッソだと1ユーロ程度だけれど(法律で決まってる)、それを薄めただけのカフェアメリカーノになると2.5ユーロなる不思議。
[2012/05/16 06:54] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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