イタリア日誌-60「Studio Aperti」
フェッラーラの街の12の事務所建築事務所を好きに訪れて、無料でワインとつまみが食べられるという企画。

近くのフィエラ(見本市)で修復に関する展示やセミナーが行われているため、フェッラーラの建築事務所が共同で開催しているもの。良く海外でも金曜日にプロジェクトを持ち寄ってスライド会などすることがあるけれど、この企画は街ぐるみ。ゴールデン街の飲み歩きイベントに近いかもしれない。しかも無料。

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門の前にはこの看板

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事務所の対面を使ってのプロジェクト紹介

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テーブルに並ぶつまみ


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普段は締め切られているはずの事務所がこのように開かれている

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音楽やドローイングのイベントも


 こんなに自由なイベントだと日本だと浮浪者が来るのではと心配したりするけれど、こちらは実にオープン。日本は、極少数の変人やルールを守れない人がいる為にシステム自体が極度に窮屈になって制限されている。例えば契約の際に異常に面倒な説明を受けるのも、極少数のクレーマー対策のためだ。こうして日本の全員がその不利益を受けているけれど、イタリアにはそのリスクが無いのだろうか? うらやましい。


 いやぁ、イタリアって素晴らしいなぁ。心が広いなぁ。自分みたいな外国人で誰の紹介もないのに快く迎え入れてくれて、プロジェクトの説明をしてくれ、ワインもつまみも振る舞ってくれるなんて。。。。


そんな感動を胸に、3~4杯のワインを飲み終えて、3つ目の事務所に訪問してみると、、、

「あれ?」

「へんな人がいる。」

明らかに浮浪者。近づくと臭い。

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追い出される訳ではないが、誰と話す訳ではなく、突っ立っていた。

彼はもっとお酒をほしがっていたようだが、

事務所の人は「もう酒はないよ」とにこやかに断っていた。


うーん。うーん。この辺スゴいな。
日本人ならどう対応するだろう。
もしくは、もっとスマートな対応はあるのだろうか。



ともあれ、この企画は素晴らしい。
街ぐるみで開くイベントだからこそ。
建築事務所だけで開くのは難しいかもしれないけれども、日本で呑み歩きイベントや特定の業種では既にある。プロモーション抜きにして、街ぐるみのイベントの動きがもっともっと盛んになれば、きっと街はもっと面白くなる。
[2012/03/31 07:05] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
イタリア日誌-59「自転車は組み立てるもの」
「自転車が無いよ」と、一言言えば

「じゃぁ、任せておきなっ」

と会ったばかりのイタリア人が、ドンっと胸を叩いた。

友人の友人の恋人なのだが、彼女の友達なら、みんなまとめて優しくしてやろうという気概がイタリア人の素晴らしいところ。


すぐに駅前に行って、颯爽と誰かの自転車を盗んで来てくれた。



というのは嘘で、




彼の倉庫にあったゴミのような部品から、サドルやらブレーキやら車輪やらチューブやらを買い足して、2300円ぐらいで自転車を作り上げてもらった。本当に自転車ってサスティナブルだ。


自転車屋さんにて、部品を購入
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工作中の自転車。
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ブレーキを工作中
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出来上がった自転車。なんか変だけれども、運転可能。
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 壊れたって、バラバラの部品だけになったって、誰でも組み立てて直せる!このローテクが素晴らしいところ。イタリア人の彼に東京都だけで1年に742,000台も撤去されて、半分近く それがゴミとして廃棄されていると紹介したら、とても驚いていた。

そうだよなぁ、確かに日本は異常だと思う。自転車なんて直していくらだって作れるのだ。いくらでも自転車を使い続ける解決策はあるのに、出来ないようにする策がそれよりも多く生み出されている。僕らは一体何がしたいんだろう。


 日本は欧米と比べて圧倒的にゴミの排出が多い。日本は「もったいない」っていう言葉を忘れているんじゃなくて、自分も付くめて日本の巨大で異常なシステムの中に取り込まれていることを意識していないだけなんだと思う。出来るところからすこしづつ変えていきたいもんですね。
[2012/03/24 21:09] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
イタリア日誌-58「戸締まりはやっぱり大事」
家に帰ってみると、泥棒が鍵をこじ開けようと試みていた後を発見!
中には入れられなかった様だけれども、安心し切っていただけに

((((((;゚Д゚))))))ガクガクプルプル

IMAG1030のコピー

住んでいるマンションにはエントランスと玄関に鍵がついているんだけれども、イタリアって「外部の人(郵便局員とか)に鍵があいてないから開けてーっ」て言われると、ついついエントランスの鍵を開けてしまう。なので、はっきり言ってエントランスの鍵の意味が無い。
 もしも、開けてもらった人が泥棒だった場合、チャイムを押しても返事がない家を確認してから、よその家の人にエントランスの鍵を開けてもらって忍び込み、こんな風に留守の家の玄関の鍵をバールでこじ開けようとするんだろうか。

うーむ。

[2012/03/22 05:27] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
日本人はなんで縦書きに書くの?
なんで日本人は縦書きに文字を書くんだ?とイタリア人に聞かれたので回答。

日本語が右縦書きとしていたのは、中国が古代中国の文書が「竹」に書かれていたためで、文字が開発されていた頃は紙が超貴重品だったから竹に書くのが当然だった。中国では縦横書く選ぶことが出来たが、編纂(ロール状)になった書物を読むときに右手引っ張って読むことが合理的だっただろうし、毛筆という事もあり、縦書きにふさわしい文字が開発された。手で文字が汚れにくい左縦書きではなく、右縦書きとしたのは、ロール状となった竹と手がぶつからないようにするためか。武道場の看板で右横書きに見える書があるが、これは右縦書きが一文字ずつ改行されたものと考えるのが妥当。
(モンゴルでは左縦書きとしているのは、動物の皮に書いていたためか?)

アラビア文字が右横書きなのは、古代エジプト、フェニキアにおいて石に文字を刻んでいたからだろう。左手に楔、右手に槌を持って文字を書きやすい。古代エジプトでは縦書きもあった。その名残と、コーランの改編を許さない戒律がアラビア文字の右横書きを存在させている。(数字は左から読むので非常に面倒なはず)

パピルス紙が一般化された後での文明、ギリシャ→ローマは右横書きになった。右書きとしたのは多くの人の利き手である右手で、紙を汚さないためであろう。

しかし、紙が一般化されたときに文字を縦書きにすることも出来たのに何故だろうか?これはペンを鳥の羽で作ったこともあるだろうが、英語圏が横書きなのは、白人の生物学的特徴に由来するとの見解をwebで見つけた。

"白人種は有色人種に比べ、肌が白い、光を眩しがる、等のアルビノの特を備えている。大抵のアルビノには、横揺れの眼振(目が揺れること)という症状があり、この症状を持つ人間は、縦書きの文字が少し認識し辛く、縦書きに文字を並べて書くのも難しいらしい。白人に眼振があるかは知らないが、若し他のアルビノ要素と同様にこの要素も持ち合わせているのならば、英語圏が横書きなのは遺伝的な必然と言えるのではないだろうか。"と。


こんな訳で世の中には右横書き、左横書き、右縦書き、左縦書きが存在している訳だ。

イタリア人、君の右横書きだってそれなりに理由があるんだよ。日本人が何故縦書きで書くのと聞く前に、イタリア人が何故横書きで書いているのかを考えてみたまえ。(笑)


素朴な疑問は頭を丸くしてくれる。



※以上、推測です。
[2012/03/07 01:52] | イタリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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