津波復興世代の使命
「死体みるか?大学からきたって?勉強になるって思ってきたのか?こっちに15人、あっちに100人、むこうに200人浮いてんだよ。えっ?」
「ほらほら、へんなノリで言わないの、困っているじゃない」
「まぁ、このへんもだいぶ落ち着いてきたから、そんなひどい状況はなくなったなぁ」


震災後2週間が経った。

「なにもない、どうしたらいいんだよ」
「はぁ、、、」

「???」
「はぁ、、」


「壊滅だよ。壊滅」



「どうやって復興したらいいの」


発言が出来てこない。質問すらできない。自然と涙が流れてしまう。
この涙は何だったのだろう。
死者を悼む心か、自分の無力感か、都市計画が、建築が、何の意味もなかったように示されてしまったからか。



異常な人工の瓦礫と、何も変わらない美しい自然風景がただただ悲しかった。



この復興は20年30年かかる。
戦後復興を成し遂げた世代はもう引退している。これは、この大惨事に対する復興は僕らの世代の使命だ。もう向き合うしかない。ここからは逃げられない。被災者でなくてもなんでもだ。僕らが背負うべきものとして在る。

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[2011/03/30 19:37] | 建築・都市コラム | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
「講じなかったか」「講じられなかったか」
問題は安全対策を「講じなかったか」それとも「講じられなかったか」

今回の問題は根深い。老朽化していた、津波だった、予想外の地震だった、という問題ではない。僕も皆と同じように東京電力や政府には怒り心頭だし、危険を省みず復旧に携わってくれている方々に感謝している。しかし、根深い問題は「絶対安全」だからと「言わざる」を得ない日本の構図があったのではないか。当然何十にも安全対策をねっていたのは確かだろうが、東京電力と政府や国策上設置を決定し、設置する説明のために絶対安全だと言わざるを得ない。

もしも原発に危険な可能性があると周知すれば設置できないし、絶対安全だと言い切れば避難訓練や事故対策時の想定すらタブーになる。このタブーが神聖視されると、人は恐ろしいことに何も考えられなくなってしまうのだ。頭すっからかんになってしまう。


 今日、日本の水はきれいで、蛇口をひねればいつでも飲めるという神話をドミノ式に崩された。

 実は日本人はもうひとつの大きなタブーを抱えている。

そう、日本は侵略されないという安全神話。だって、他国が戦闘機でもって爆撃始めたときの場合の防空壕訓練なんてしたことはないでしょう?

 中国やノルウェ-では防空壕の設置は法令で義務化されている。神話が神話でなくなった。世界をもう一度フラットにみる。何が大事で、何が危機的か、リスクはどうか。世界のシステムを再構築する時期にきている。
[2011/03/24 14:43] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
中国より帰国しました
日本に帰国しました。

中国はいろいろと大変なこともあったけれども、日々エキサイティングで面白かった。エキスポ前後の2年を上海で過ごせたことは自分にとって非常に価値のあることだった。建築設計の信じられないほどのスケールとスピードそして杜撰さ。中国のいい面悪い面をいろいろ見ることができたし、中国を見る目も多角的になった。

 世界を旅し、現地研究し、仕事をしてみる。海外にいても様々な関わり方をすることで、都市の見方を増やすことができる。これによって、ひとつの街だけ理解できるようになるわけでなくて、「理解の仕方」を学ぶことができるようになった。

 中国に関しては捉えきれない部分もある、分かったのは僕が切り取った断面だけだ。それらの断面を重ね合わせたものが僕自身の中国観になる。断面的なものだけれども,僕にとっては貴重なものだ。
 中国に関してはまた思うところを書き足していきたい。

 帰国後すぐに日本ではない次のステージに渡ることになっていましたが、まずは都市計画の専門家として震災復興に力を注ぎたいと思います。他のどのプロフェッショナルと同じように自分の専門性を微力ながらも日本に役立てられることに使命感を持って臨みたい。


[2011/03/22 13:39] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
couch surfing
海外に行くのだけれども、ホテルに泊まるお金がない!
というときにはコレ。

http://www.couchsurfing.org/

自分の家に余っているカウチ(ソファー)なら、寝てもいいよ!というコミュニティサービス。
コレが新しい一つのコミュニティの形。

5年ぐらい前から市民権を得ていて、知ってはいたけれども使うのは初めて。
面倒なこともあるかもしれないけれども、同じ意識を持った人と人とが知り合うってことは奇跡的なことなのだ。旅に出ているとあまりにもそういう人が多すぎて麻痺してしまう事もあるけれど。お金を節約ということもあるけれど、ローカルの人と知合えるっていうのがこのコミュニティの大きな魅力。

さて何が待っているのやら。




[2011/03/09 17:38] | 旅コラム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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