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本が出ました。
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http://www.arukan.net/

「歩きながら考える」という雑誌に4年前の旅行のスケッチと文を掲載させていただきました。これまで、スケッチを通して世界を捉えようと試みてきました。その考えや僕が感じた世界の見方が載っています。

 始めに依頼を受けて3年ぐらい経ちましたが、思い入れの深い原稿です。編集者の方々が一生懸命つくってくれたミニ雑誌で、本全体がいいものに仕上がっていると思います。

> アルカンは今のところ
> ・nadiff(恵比寿)
> ・タコシェ(中野ブロードウェイ3階)
> ・IRA(新宿1丁目)
> ・模索舎(新宿御苑)
> ・気流舎(下北沢)
> ・calo(大阪四ツ橋)
>
> とアルカンのWEBサイトで販売しています。
> http://www.arukan.net/index.htm

僕も何冊か持っていますので連絡ください。500円です。
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

[2009/02/22 18:40] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
香港-4「看板都市」
 中華文化圏は文字文化である。看板というものに対する意識はことさら強かった。香港の道路の頭上を見上げると看板が所狭し覆っている。看板の洪水だ。この看板建物の表皮を覆うのではなく、道路と垂直に設置されているところが特徴的だ
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 この看板自体にも特徴がある。写真とかマスコットなどの絵が描かれているのではなく、純粋に「文字」、つまり店の名前が書かれている。

 何故こんなにも看板文化が盛んになったのかを考えたときに、漢字が表意文字であることに思い当たる。表意文字であるからこそ、文字数が少なくてすむ。5文字6文字で店の名前を表現するなんて英語圏ではまず不可能だ。不可能だからこそ絵や色を付けて絵面の看板をつくろうとする。しかし、漢字は1文字が絵としての機能を持つ。
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そんな理由も1つ挙げられるだろう。香港で看板文化が盛んなのは。

[2009/02/17 23:39] | -香港 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
香港-2「香港高層集合住宅の形態」
 香港の面積はたった1,104km2。人口は約700万人、人口密度は6,350人/km2だ。東京都区部の面積は621.81km2、推定人口8,742,995人。人口密度は14,061人/kmだから、数字上は東京都区部と比べて人口密度は半分ぐらいだ。しかし、実際には住宅地利用できない山林地が内陸部にあるため、CDCの人口密度は感覚として東京都区の倍ほどあるように感じた。
 
 香港の集合住宅は高層で、密実だ。高密度として住むには効率が良い形態となっている。
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特徴して挙げられるのは

1、 エレベーターと階段を中央に置いたコア形式になっている。
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(都市計画局に置かれていた模型。)

2、 暑い地域であるためと室内面積を確保する為にバルコニーはない。
SDC10067.jpg洗濯物は外に干される

3、 建築形態には南北東西の方位への配慮はない。(海が見える方角が高額で貸し出されるだけである。)
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4、 十字のプランの細長い高層棟だ。(表面積を多くしている)
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5、 隣棟間隔が非常に短い。
6、 窓も掃出し窓ではなく、通常の引き違い窓が一般的だ。
7、 垂直方向のデザイン形態を取る。日光に対する欲求はあまりなく、袖壁は多用される。
8、 室外機が空調一体型である場合が多い。設備用バルコニーは考慮されない。デザインが考慮されるマンションでは上下左右を囲う程度の修景がなされている。


 日本で香港のような形態が取れない理由を記しておく。
1、 建築基準法その他の違い(斜線制限、日影、避難経路 等)
2、 駐車場の付置義務がない(ように思う。)これに狭い敷地に住宅のみ効率的に入れられる。
3、 地震に対する縦横比を考慮していない。※細長い建築は地震に弱く、縦横の比率によって法律が変わる。
4、 日本であればプライバシーの問題から、同じ棟の部屋同士が覗けないようにする事はもちろん、隣棟の窓との関係を考慮する必要がある。しかし、中国はおおらかだった。

SDC10035.jpgこのような密実な街区もある。
SDC10131.jpg商店の間に入り口があり、細長い通路が内側に続いている。




と言ったことが挙げられるだろう。日本では給料の1/3が家賃の限度と言われるが家賃の高い香港では給料の1/2以上も全く不思議ではない。

[2009/02/17 23:35] | -香港 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
香港-1「アジアのハブとして」
 空港のイミグレーションですぐ香港の理念を感じる。香港人在住人と同じ列にはAPEC Business travel and Travel passを所有する人が並ぶ。日本人や外国人が長い列を作っている列と違って、スムーズに入国する事が出来る。いかに香港が世界のビジネスマンの働く環境を大事にしているかを垣間見せてくれた。

日本の一人当たりのGDPはシンガポールに届かず、香港と近い(日本約34千ドル、香港29千ドル)

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[2009/02/17 23:25] | -香港 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
スケッチバックVer.3
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旅に常に連れて行くスケッチバック。4年間使ったスケッチバッグver.2がハンガリーで盗まれたため、第三弾のスケッチバッグを作成。皮を買ってトンテンカントンテンカンと穴を開けては、ロウを塗った麻糸でハツリ縫い。素人作業のため時間がかかる。
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今回、ver2.からの変更点

1.カバーは全体覆うスタイルではなく、半分だけで革紐ないし、ゴムひもで付けるようにしてみた。

2.カバーの裏に水彩用のティッシュが入るように工夫、しかし、消しゴムを入れる場所としてはもう少し工夫が必要だった。


3.腰に付ける為のナスカンはちょうど良いのがお店で見つからず、とりあえずカラビナを付ける事で調整。

4.今回のバッグはいい水彩用スケッチブックが入るようにF0対応サイズで作成。

5.今回は色鉛筆も入るようにしてみた。しかし、途中から思いついてつくったために、色鉛筆が引っかかってスケッチブックを入れるのがキツくなってしまった。

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 これでスケッチバッグシリーズはなんだかんだ言って10年目を迎える。
トレードマークのようになってきたかな。

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[2009/02/10 23:23] | 旅の準備 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-13「北京公共交通事情」

 北京では2007年に1本、2008年に2本地下鉄が開通し、2009年に2本開通予定だ。2002年以前にはたった2本しかなかったのに今では10本になっている。日本で言うと銀座線と丸の内線しかなかったのが、毎年一つずつ日比谷線やら東西線が出来たようなもの。地上路線や相互乗り換えなど日本は特有な事情もある。しかし、その本数は営団地下鉄9本+都営地下鉄で北京と変わらなくなってしまった。要は北京の地下鉄はそれぐらい急ピッチに造られた。
 この背景には北京の急激な都市化がある。人が多く移動するようになったのだ。そして車社会化が一気に加速した。2000年には158万台であった車は2005年で258万台に急増した。5年間で100万台増えた。
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北京の交通網

 これに政府も迅速に対応している。現在でも北京市内では1日18503台のバスが593路線を走っている。当局は2010年までに公共交通機関の利用率を全移動の40%まで引き上げる計画を打ち出している。

 一方、以前述べたように北京は通常の歩行できる街からどんどん遠ざかっている。北京には十分自転車が復権できる都市骨格をもつ。交通政策の問題は結局住居政策に行き着く。北京中心地の地価を高騰させずに職住一体の都市を目指せるか、これは一つ鍵であると思う。

ちなみに東京都では1997年より自家用車は減少している。世帯あたり0.5台。所有していても利用している人はもっと少ないはずだ。改めて東京の公共交通がいかに優れているか感じさせてくれる。

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北京の骨格がよくわかる。

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[2009/02/10 23:00] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-12「CCTV炎上」
 2009年2月10日現在。このビルの隣のビルが燃えてしまった。
 竣工間近に撮った貴重な写真。隣のビルもOMA設計だが、こちらの本体が燃えなくて不幸中の幸い。(当初こちらのビルが燃えたのかと勘違いして仰天しました)
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(下方より)


[2009/02/10 22:59] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-11「三屯里」
 三屯里は元々軍の舎がある地域だった。今では道には外国人向けのバーが並び、夜は通りがきらびやかになる。このエリアには現代文化を象徴するようにコーヒー屋さん(いわゆるカフェ)が多く、北京に出店するコーヒー屋さんの30%が集まっているとすら思われる。旧表参道同潤会のように古い集合住宅の一階を改修したコーヒー屋さんが多く見られた。
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 労働体育館の通りに面した場所には新しい商業施設(新三屯里ショッピングセンター)が出来た。
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様々なブランドが入り新たな建築形態が表現されつつある。日本では十年かかる作業が、中国では一足飛びに実現されていく。若手建築家にも建築デザインを任せ、富裕層の資本がそれを支える。日本はこのままでは最新建築形態の分野でも世界に遅れをとっていくのではと心配してしまう。近年傾向は薄れてきたが、日本は形態デザインから表層デザインへの道を進んでいる。

 新三屯里の空間の大部分が3・4層と横に広がり、構成が入り組んでいる。いいデザインだと思う。しかし、デベロッパーとしての賃料を考えるならば変更しにくいプランニングであり、ネット率(全体床面積に対する賃し床面積)が低い。廊下が容積対象面積に換算される日本の商業施設では難しい。
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 新三屯里ショッピングエリアが成功したのかこのエリアはまだまだ開発が進んでおり、今後が楽しみな地域だ。



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 この地区にあった超高級ホテルのトイレ。いいトイレだった

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[2009/02/10 22:57] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-10「中国女性はきれいになった」
 国が変わる。時代とともに変わる。グローバル経済の中いろいろなものが流入してくる。一番始めに変わるのは女性だ。女性の服装や化粧、髪型が常に世界を先取りする。そのあとにゆっくりと男の服装が代わり、お店が変わり、建築が変わり、最後に都市が変わっていく。都市が変わって「変化の一巡」が終わる。
 そして街並ないし都市の骨格が変わったとき、変化は固定されて、何かを失っている事に気付くのだ。
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地下鉄にて北京おじさんを盗み描く

[2009/02/08 22:34] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-9「オリンピックの残骸」

 北京オリンピックは事業も出来た広場も巨大な規模だった。それに向けてのエネルギーは正に国家総力結集といってよかった。オリンピック公園は北京の南北軸に延長するように作られた。この広大な公園内にヘルツウォーク&ドムーロンのオリンピックスタジアムや水泳場などが配置されている。
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しかし、イベントが終わった今、この公園は広大過ぎる。歩道も広過ぎるし、人が滞在する場所としては間が延びすぎている。かといって天安門広場や建国路のようなパレードは想定していないだろう。オリンピックの開催時や観光客が訪れる今はまだいいが、5年後以降はいったいどうなるのか。閑散とした場となってしまうおそれがある。
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 万博がそうであるように、オリンピックは開催後まで含めて計画する必要が有る。例えばオリンピック選手村は開催後売却できるように通常のマンションと同じ仕様でつくられる。北京オリンピックでも同様に高級マンション団地としてつくられた。問題は間延びした伸びすぎた公園をどうやって都市に馴染ませていくか。都市の身体の一部になるように埋没させていくか、何かしらの操作が必要なように思える。このオリンピック公園のマスタープランを作ったのは世界的な都市計画・ランドスケープのネットワークをもつEDAWである。非常に能力のある会社なのでオリンピック後を考えていたのであろうが、中国当局との関係から計画しきれていないのではないか。当局はもしかしたら偉大な功績としてこのまま残そうとするのではないかと少々心配になる。日本のオリンピック会場といえば代々木公園。原宿と渋谷に近い事もあり長い年月と共に都市に埋没して来たとはいえないだろうか。今では落ち着いた広場になっている。あれぐらいがいい。


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聖火台型のホテル。

 2016年、もしかしたら日本でオリンピックが開催されるかもしれない。
そうなれば有明には選手村がつくられる。デベロッパーも虎子眈々と狙っているはずだ。巨大一体開発になる計画は個々のデベロッパーで取り組むのではなく、マスタープランの下できっちりなされなければオリンピック後の環境が住民生活仕様にならない。熟考を期待したい。

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[2009/02/08 22:29] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京―8 商業地の再開発
 故宮を出て天安門広場を抜けていくと前門、○楼に抜ける。
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北京の南北軸上の通りだ。この先は1420より続く大柵欄の商業エリアがある。5柱門から続く南北軸上にはレトロな路面電車が走っている。
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 近年、再整備されてレトロな街並が再現されたようだ。しかし、テナントが十分に入っていないせいもあろうが、レトロに作られた商店街には魅力が出てこない。道幅が広いせいなのか、なにか僕らが親近感を抱く何かが欠落しているのだ。この南北軸から少し入った大柵欄商業通りがある。
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4mほどの道幅には買い物客に溢れ、両側から売り子の声が響いている。この通りから奥に入ったところもまんじゅう屋さんや名前書き屋さんなど小規模な店がギッシリと入り活気を感じさせる。
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 話は戻ってレトロ商店街。新しく整備されたテーマパークよりも商店街というのは人にとって気持ちのよい道幅というのがあるのだろう。アメ横も単に有名だから人が集まるのではなく、そぞろ歩きたくなる空間性を持っているのではないか。世界中で市場を練り歩いているが3,4mほどの両側街がやはり魅力的に感じる。身体的な感覚は美しいドローイングよりも重要である場合が多い。都市計画者こそ肝に銘じなければならない。

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[2009/02/08 22:01] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-7「色のない北京」

 北京は色のない街だ。建物は皆灰色で作られている。建物の壁も道路も屋根も何もかもが灰色だ。石やセメントのようにも見えるが昔からの住居はレンガ作られている。
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レンガは焦げ茶色ではなく灰色なのだ。
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レンガは地元の土を使い、それを焼成するためにその都市の色は土の色が反映される形になるのが常だ。では、北京の周辺の土が灰色かと言えばそうではない。これは北京周辺独特のレンガの作り方に起因する。


 世界で唯一宇宙から眺められる人工建造物=万里の長城。この巨大な人工建造物を作るのに、物資を他の場所から運んで作るのは非効率だ。だから現地で調達出来る土を使ってレンガで作られている。
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この地域は粘土質の土はあるが、燃料となる木材がどうしても不足していた。そこで煙突を付けず、高熱で燃焼させる事で焼成させる。酸素が不足するために色が灰色のようになる。強度は小さくなるが、基本は平屋である胡同内の住宅においては十分機能するはずだ。
 これが北京のレンガが灰色である理由だ。この一番の理由に加え、近郊で取れる石材も玄武岩など灰色の石が多く周辺に存在していた事もその灰色を強くしている。

 ここからが人間の面白いところ。

 北京に住む人々は「街は灰色をしているものだ。」と刷り込まれてしまったのだろう。現代に近くなって灰色でなく焦げ茶色のレンガを焼けるようになってもその上からモルタルを塗り、灰色にしてしまっている住宅も多く見られた。
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住宅に色がついているのは何か変だと思うのだろう。あれだけケバケバしい趣味を持つ中国人がなぜ?と不思議に思うほどだ。これだから風土とは面白い。
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こちらは線を彫ってレンガのように見せている。

 そして昼頃になるとスモッグ(?)が出てくる。これは気温が冷たいための霧なのか、それとも公害なのかはわからない。しかし、うっすらと白くなる空気でより一層 北京から色が消滅してしまうのだ。

北京は色のない街だ。

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[2009/02/05 14:24] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-6「中国の変な車」
 北京は皆が想像できるように広幅員道路を大量の自転車に乗った人民が移動するという過去が有った。しかし、今では自転車は主役ではなく車がその位置を占めている。自転車はちらほら見かけるものの決して多いわけではない。しかし、元々は自転車スケールで有ったのだ。今でも車がなければ平で走りやすい広幅員の道路が自転車を迎え入れてくれるだろう。

 中国には様々な車両がある。車やバスはもちろんの事
・荷物を運ぶ為のオート三輪車
・ 胡同に客(一人)を乗せて入って行く為のオート3輪(恐ろしく小さい)
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左端にある車

・ 荷物を運べる三輪車
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・ 自転車
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自転車専用道もつくられている箇所もある。

・ スクーター
・ 電動スクーター
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 小鳥というメーカーが多い。音なく近づくので結構危ない。

・ 自転車ベースに改造したスクーター
・ スクーターのような自転車
等々、

一見「なにこれ?」と悩むような車両が往来するのだ。4輪車以外の車両が復権して、活躍する事で北京は北京の本来持つ都市骨格の力をより発揮できるのではないだろうか。
 余談になるが中国の西方を旅していた身としてはロバが往来していない都市をみるのは久しぶりで、なにか逆説的な驚きを覚えた。

その他の車
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三輪トラクター型乗り合いバス(チベットにて)

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三輪スクーター型乗り合いバス(トルファンにて)

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[2009/02/05 14:05] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-5「中国のサービス」

 空港に着いて驚かされるのは、入国管理官の目の前に彼のサービスを審査するボタンが設置されている事だ。彼がきちんと対応したか、異常に待たされる事はなかったのか、旅行者が意見を発信出来る装置があるのだ。この装置には怒っている顔や笑っている顔等4段階の評価の顔ボタンがつけられている。各人の入国審査が終わる頃にこの装置は点滅しだし、その後に入国者はボタンを押すことになる。
 
 こんな装置を配置しなければいけないのは結局中国にはサービスという概念がなさすぎるからだ。日本人的な感覚では係員に聞けばいろいろ教えてくれるし、美術館に行けば観覧者を見守り、携帯電話などしないというイメージがある。しかし、中国では係員が実家に電話し笑っている事すらある。(まぁ、日本の美術館で働いている人は外国人にとっては異常とも思えるほど、ただ 座っているらしいのだが)
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 外で待っている警備員は当然のように寝ている

 ホテルでもそうだ。それなりのホテルに宿泊していても彼らは想定にない事を頼まれると、まず出来ないというところから入る。実際には出来る事であってもだ。何かお客さんのために工夫して実現しようというサービス欲を全く感じる事が出来ない。お客からお金をとった時点で仕事は終わりと感じているのだろうか。中国でサービスを求めるのは不可能なのだろうか。

[2009/02/05 13:52] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-4「新国際空港」
 ノーマン・フォスター設計の北京首都国際空港第3ターミナルは新しく2008年に新たにつくられた。緩やかに傾斜を設けた空港の屋根のデザインだ。デザイン自体は私は好きだ。現代的な表現で天井がカーブを描いている。天井に貼られた鉄板はグリッドで切られ、見上げ時のデザイン性を高めている。
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 そもそも空港のデザインはその大きさと経済性から素材の限定、機能面からの拡張性や反復性が求められる。北京空港は素材の限定は多少出来ているものの、反復性という意味では少し効率が悪くなっているのように見える。執務のスペースと出発ロビーが同じデザインであっても、他に拡張する場所が兄。同じものを別の場所に造る事が出来ても、今のデザイン自体を拡張させる事は難しそうだ。

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[2009/02/05 13:46] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京-3「灯り」
 飛行機、空から降り立つとき響くのは広い道路を流れる光の強さと住宅街の照明の弱さの差だ。住宅が密集しているにも関わらずここまで差がつく都市は珍しい。奇妙な事に道路照明の色は暖かく、住宅街にかすかに点在する光は青白かった。一般に考えられる照明の色温度が逆転していた。


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歩道橋から道路を眺める(第三環状道路)
※道路が広く、貧富構造、街区構造によって、北京は車中心社会となる!

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タワーからの眺め。道路(建国路)の光が非常に強い。
電光掲示板も日本よりは少ない。建物名がネオンで表現され文字だけが光る。


 古い住宅街に入るとその理由が分かる。街区は一般的に大きく、そして胡同は共産党が入ってきた後に定住したと思われる不法占拠者たちの密度の高い集合住宅になっているからだ。(四合院の中庭を埋める形でバラック住宅を建設)
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一方で派手好きな建築(理解に苦しむ)経済を追求する建物に多い。

北京ではないが、こんな照明計画があるから中国はダメになっていく。
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トルファンにて。




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玉の交換が大変そうな建築なのだが街灯は房になっている照明が好まれている。
中国各地全国各地。バリエーションあり。
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ウルムチにて


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[2009/02/05 12:50] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北京2―「大きすぎる街区単位」
 朝○地区(Central Business District)や東西を貫く建国道では建築に何かデザインをしなくてはならないという強迫観念のようなものがあるのではないかと感じてしまう。出来上がった建築はCADで造られたようなデザイン、もしくは中華的な威光を掲げようとしているデザイン建築ばかり。

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 OMAの新CCTV(中国のテレビ局)竣工しているはずだったのだが、、、



 一つ一つの建築の形態はしっかり成り立っていても、街並はちっともつくられていない。それぞれの建築が自己主張してばかりで調和が全く考えられていないのだ。それを輪に掛けるのがそれぞれの建築の単位が大きいことだ。北京の新街区はシンガポールのようなとても歩けない都市空間が出来上がってしまっている。車道は10車線ほどある巨大な道路で都市計画という行政からの強い意志が反映されている意味では日本などすっかり置いてきぼりを食っているような印章すら受ける。しかし、界隈性や人間的スケールを北京は置き去りにして行ってしまったようだ。歴史の上に立っていた都市がいつの間にか金持ちしかすめない、なんとなく心地の悪い都市へと替わってしまった。この建国路にある建物は巨大資本のオフィスであったり、ホテルであった。

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 建国路沿いのホテル街(下部に商業施設)




 中国には大きく分ければ王の都市と商人の街があるという。これは政治的な街としての機能を持つ街と経済中心の街と2つ有るという意味だ。上海や香港を商の都市だとするなれば、首都である北京はもちろん「王の都市」だ。
しかし、現代においては政治中心の街であっても資本の流入や、巨大な都市骨格をそもそも持っていたが故に金持ちしか存在しえない街をつくってしまったのだ。これが北京の第一印象だった。

 日本は大都市中心部においても都市計画がおくれているとは言うが、北京の大都市と比べれば都市全体の雑多性は日本を周回遅れトップランナーにしてくれるのではないかと期待を抱かせてくれる。日本はこれまで恥じてきた都市の高密度の住まい方というのをしっかり見直し、これを前提として考えて行くべきではないだろうか。都市は高密度だからこそなし得る事があるのだ。
 日本はその高密度から交通や物流に大きなメリットを持つ。東京ほど交通が整備された都市は世界に他にない。交通が発達しているので車を使う必要は全くない。言ってしまえば車を所有している方が損をするほどだ。物流も多数のユーザーがいる為に昼に注文すれば、ペンでも紙でもその日の夕方には届いてしまう。遅くたって次の日には手に入る。日本ほど交通が発達し末端まで同じサービスが行き届く国はない。
ソフトとハード面両方から日本の高密度を考えなおしてみたい。

[2009/02/05 12:32] | -北京 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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