魅力的なルッカ(Lucca)
ルッカは非常に素晴らしい街。イタリアで行くべき10都市の中には入れたい。
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駅を降りてすぐに街の城壁の美しさにハッと息をのむ。
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イタリアにはルネサンス式の城壁が残っている都市は2つしかない。フェッラーラとルッカである。
その周長はフェッラーラの半分ほどの距離だが、非常に美しい形で残っている。
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ナポレオン時代に城壁から防衛機能が取り払われ、樹木が植えられた。イタリアとナポレオンは余り関係がないように思われるが、ナポレオンはイタリア北西部をイタリア王国(Regno d'Italia)として1805年-1814年まで10年程支配しているため。そのため、彼の影響をイタリア各地で見られる。
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城壁の上では多くの市民が散歩を楽しむ。

都市の拡張と共に城壁も拡張されていった。大きく4期に分ける事が出来る。
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南側からの防御を重視していたため、北側には大砲への防御が考えられていなかった8世紀の城壁も残っている。
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palazzo Guinigi
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13世紀に中世の形として作られ、現在の形に作られたのが16世紀。500年前から続く空中庭園だ。この塔には驚かされた。5本のholm-oaksが植えられている。庭園のために一辺に多くの人間は上がれないけれども、頂上からは素晴らしい街を一望出来る。てっぺんにあるので水やりは現在は水道で行われているが、ちょっと水漏れ気味。
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人が交差する幅もない。
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塔の頂部からの風景。上部に見える葉っぱは塔に設置されたオークの木。
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都市の書籍も購入した。ルッカはフェッラーラと共に研究しがいがある街だ。
[2013/01/19 02:14] | -都市 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
社会階層とデリバリー
ブラジルは貧困街のフィエラに代表される様に社会階層がハッキリ分かれている。

クリチバはブラジルでも安全な街な方だけれども、バスの乗り場の近くでホステルを探そうと思ったら、バス停員にこの辺は危ないから歩かない方がよいとアドバイスされる。そこでちょっと離れた住宅街の方で宿をとる。そこで見たのがのがこの広告達。
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溢れるばかりのデリバリーサービス。ピザでも肉でも寿司でもなんでもデリバリーしてもらえる。出歩くのが危険で、社会階層が分離して単純労働を低い人件費に抑えられる国ではデリバリーサービスが増えるのだろうか?思えば上海でも宅配システムは素晴らしかった。出前はもとより飛行機のチケットから買い物、マックまで全て電話で家まで持ってきてもらえる。都市密度と利便性による理由もあるけれども、まずは人件費の低さが支えるシステムだろう。


追記
そういえば、日本では男性が女性のバッグをもってあげる現象を、女性が強く男性をアッシーくんのように使っているなんて言われるけれども、ブラジルでも男性が女性のバッグを持ってあげる。強奪されないように。
[2012/09/24 13:03] | -都市 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「Provvidenti~Molise州の田舎町〜」
 南イタリア•モリーゼ州の107人しか住民がいない、中世の街並が残る小さな小さな村Provvidenti(プロビデンティ)。
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端から端まで歩いても5分と掛からない。モリーゼ州で最も小さいこの村でまちづくりのワークショップを行った。発起人が地元出身で少数で行っているので、どっぷり街に溶け込んでのワークショップ。過疎の村でにしっかりと入るのは日本を含めて初めてだったので色々と発見の連続だった。

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村の街並






この村で一番驚いたのは、生活に必要なものが自分の村で完結していること。ただの田舎の過疎村でなにも無いと思っていたのに、逆に何でもあったという驚き。家は地面の石で作っているし、石灰も地元でつくっていた。地下水も豊富で美味しいし、土壌も豊かだ。農家に朝訪れて食べさせてもらったのは、畑で取れたトマトで作ったトマトソースや自家製オリーブオイルを使って石釜で焼くピザ。村に出来たレストランで出てくる食事は現地で取れたものばかり。近くの農家の人がコーヒーを飲みがてら、自分の家で作ったヤギのチーズを持ってきたり、自宅でつくった漬物など地産食材ばかり。農家のおじさんは機械も自分でオリジナルで作っていて、鉄骨と油圧ポンプを組み合わせた薪割り機など発明したり、イノシシが出て畑を荒らせば銃を持って200kgものイノシシを退治するスーパーマンだ。女性はモリーゼ地域特有の刺繍を行うなど、文化も何でも揃っていた。自給自足で豊かに生活する術を彼らは全部知っていた。

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地下水脈も豊富で、きれいな水として知られている。
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美しい刺繍
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近隣の街と共同でのイノシシ狩り。もちろん、1日で20頭以上退治した。もちろん、その後はイノシシ鍋だ。
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フランツおじさん作の油圧式薪割り機。

 この村は初めに考えていたような弱々しい村じゃなく、一つの独立した国の様に思える。イタリア語では「村」のことをPaeseと呼び、また、「国」の事もPaeseと呼ぶ。イタリア語では村=国なのだ。Provvidentiは決して見向きもされない過疎村じゃない。この村の素晴らしさを僕らは知らなかっただけだ。



■Provvidentiの魅力
 プロビデンティは本当に静かな街で、街の中にある音は全て自然から聞こえてくる音だ。風の音、水の音、鳥のさえずり、小麦がざわざわと揺れる音。ユーロ本大会中、サッカーのイタリア代表が得点を決めても、村の中からは一切の音が聞こえてこない。普通の街なら、狂喜乱舞の声が聞こえてくるはずなのに。
 この静かで、時間の流れから外れたような雰囲気が実に心地いい。道ですれ違う全員と自然と挨拶をかわして談笑する。もちろん、よそ者である僕に対してもだ。とても温かく、人なつこい村の雰囲気がとても好きだ。Provvidentiから少しでも離れて街に来てしまうと、そのうるささにストレスを感じてしまった。村人が話してくれた「バカンスにイタリアの他の街を訪れても、1週間もするとストレスで村に戻ってきたくなる」という気持ちが良く分かった。

 ワークショップでは、村の人に自分たちの村の魅力がどう余所者には見て取れるのか知ってもらいたい、村のことをより考えてほしい、そして、僕らが感じたことをネタに話を聞きたいと言う主旨で、「Provvidenti」のココが好き!という僕らの印象(ファースト インプレッション)を村の施設を借りて発表した。

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2日見たものを簡単にまとめたものだけれども、村人にはそうそう、これもあるね、そうかなぁ、なんて言われながら、色んな話を住民から聞くことが出来た。正しいステップが踏めただろうか。

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ワークショップの為に作った、Provvidentiのキャラクター。Prince di Provvidenti.
Vサインは Pro"vv"identのダブルピース。



■地震からの再建
 もちろん、この村も多くの問題を抱えている。過疎化、高齢化、若い人への職がないこと、商店がないこと、空き家、地震によって壊れた建物がある。2002年にProvvidentiのすぐ側で大きな地震(といってもM5程度)があって、多くの家屋がダメージを受けた。10年経った現在でも多くの建物が再建中です。それも10年前から再建しはじめているのではなく、予算がついたのが去年からというように決済が非常に遅いというイタリアならではの政治的問題が見えてくる。そもそも過疎化して、空き家ばかりで、老人ばかりの村で一体、再建して一体何があるのだろうかとも思う。もちろん彼らに自分の愛する家に再び住んでもらいたいと思うけれど、人口は100年前の1/10まで少なくなっているのだし、彼らが亡くなったときにそれはどうするのか。現在の日本の震災復興と同じような問題が見える。
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 他の街だがコムーネがお金を出して再建している住宅に、売り家の広告が貼られていた。空き家ばかりで買手も少ない住宅をコムーネが全てお金を出して再建する必要があるのだろうか。そのお金を他のことに使えれば、、、、。



 しかも、被災住民は地震の恐怖を忘れていない。どうせ行政から補助金を貰えるならば、石積みの住宅でないほうが良いように思っているようだ。(かといって、ただの補修だった家もあるし、構造自体は変わらなかったりする住宅もあるので、良く分からないのですが)僕らにとっては素晴らしい景色でも、彼らからしてみると特徴のない中世の街並なので、Provvidentiの住民もイタリア人もその良さに気づかない。外国人と現地の感覚とは異なるようだ。例えば新しく再建された建物は、白色や黄色で塗られてしまい、僕の目からは中世の街並に対して主張しすぎているように思う。そこで僕が「ある程度景観協定をつくるなどコンセンサスを作って行かないといけないね。」と、地元出身の友人に話しても、「そうかい?全く理解出来ないな。きちんと色が塗られていたらきれいじゃないか。俺は白が好きだよ!」なんて言われてしまう。 都市計画家としては、この景観が変わって行くのは実に勿体ないなぁと思うけれども、まずは街の素晴らしさを共有するところから始める必要があるだろう。日本でも同じだけれども、自分自身の良さにはなかなか自分では気づかないものかな。

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石積みの中世の小さな村にこんな色(写真より、ちょっと色がきつい)が塗られるのを見たいでしょうか?



■村の風景 
 プロビデンティ周辺で、イタリアで(北海道でも)良く見かける干し草をロール状にしたもの。牧畜用やらサイロに突っ込んで堆肥にしたりするようだ。これが写真のはまだ良い方だけれど、全面ビニールテープだと光が反射して、景観を壊しているかなと思う。昔は麻の紐を使ってたけれど、せめて光らないビニールってないものだろうか。これが発明されて普及すれば、世界中の牧草地の景観は驚くほどよくなるはずだ。
 もちろん、10年前ぐらいに比べたら、光沢の問題はだいぶ良くなったように思う。イタリアでは歴史的な街並から見える範囲には太陽光発電は禁止されており、Provvidenti周辺も設置が禁止されている
イタリアではヒカリものがどんなに景観に対してネガティブなインパクトを与えるかのコンセンサスは取れている。丘陵地帯の風景にとって、ヒカリものは悪なのだ。(←イタリアの太陽パネル景観問題)
 一方、南米やアジアでは山岳地帯の風景がトタン屋根によって壊されるのを良く見かける。風景とマテリアルの問題は大きい。これからもこの問題を諦めるのではなくて、機会があれば素材の会社と提案を持ちかけて、材料からの解決も探って行かなければいけない。以前書いた企画書


Provvideniの周辺は農業地として使われている。現在も専業農家として行っているのは4家族のみ。インタビューをさせてもらった農家は70haを1家族(といっても4世帯)で運営している。小麦等は機械と土地さえあれば、手間も余りかからず一気に出来る農業形態。もしも、他の兼業農家が農業を辞めたとしても、専業農家が土地を買い取り、現在のような景観が残るはず。また、1つの農家が多くの土地を所有しているということは、景観のコントロールもしやすいだろう。

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親子三代4世帯の長。おじいちゃんとおばあちゃん。昔の二人の写真の前で1枚。
 

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その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし(笑)


■エネルギー
風の強いこの村の丘には、この風力発電は4年前に設置された。常に回り続ける風力発電を見ていると、なんだか誇らしい気になるのはなんでだろうか。ただ村が場所を貸し出しているけれども、この風力発電の電気はProvvidentiに入って来ていない。風も、村の資源と考えたら、この風がつくるエネルギーを村で使うことが出来れば、自給自足の村にとってふさわしいかなと思う。
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■Provvidentiに戻ってきた人たち

 第二のProvvidentiはカナダにある?第二次世界大戦後多くのイタリア人。とくにこの地方の人間が海外に移住しました。特にカナダのモントリオールにはProvvidentiのみならず、周辺の街からも多くの住民が移住したとのことだ。ただ、彼らがまた、なにもないProvvidentiに戻って来ている。
この空気を一度でも知っていれば、この心落ち着くPROVVIDENTIにまた戻ってきたくなるのだろう。

(カナダで20年も働いていた村人、スイスで長くはたいていて、リアイア後にProvvidentiに戻ってきた村人等から多くの話を聞くことができた。)







 

■(思いつき!)アクションプロジェクト

この街で実現したらおもしろそうだなと思ったのは、

(!)石積み再建スクール
 伝統の石積みによる住宅の再建を、その技術を知る住民に指導してもらいながら行うこと。現在は閉じてしまったかつての石灰製造所を再生し、石も地面から採取して、屋根の煉瓦も粘土を集めるところから始める。作業に従事する人にもアイディアがある。夏には子供世帯がバカンスに帰ってくる。たった20人ほどだが、40歳以下が10人しかいないこの街にとっては若年人口が200%アップわけなので、この期間限定の若い力を活かしたいところ。また建築を学ぶ学生や、イタリアの田舎に興味があるひとを集めて、ゆっくり力を合わせて3年ぐらい掛けながらゆっくり再興できれば面白い。空き民家はたくさんあるし、誰かに住宅を購入してもらってもらう代わりに、労働力や道具に関して村が力を貸すという仕組みでも面白いかもしれない。



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 この村の土地は住宅にも使う石の石灰質が多分に土壌に含まれているためか、イタリア人でも驚くほど大きなカタツムリの貝殻を見つけることが出来る。


 (2)村人なりきりツーリズム
 農業体験というよりも、一緒に農家として暮らしてもらうこと。もちろん村の一員であるからには作業もしてもらうことになる。アグリツーリズムのような体験型観光から一歩進んで、その街の住民のように振る舞う一時的に転身型観光が出来たら面白い。ここには羊飼いでも、パン作りでも、農業でも手芸でも何でも揃っている。例えば、チンクエテッレ周辺で行っている新しい観光実験_(泊まりに来た人は住民と経験を共有しなければならない。街自体が開かれた街)なんかも参考になるだろう。

主旨は違うけれどもWWOOFなどの仕組みも組み合わせていい。

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石釜で作るピザとパンは、本当に美味しかった。手に持っているのはピザにも使う自家製のトマトソース。
朝から、樽からワインをコップに入れて一緒に!

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(3)静かな音楽祭
 夏には多くの音楽フェスティバルが行われるけれども、この村のふさわしいのは静けさであり、自然から聞こえてくる音楽だろう。ロックやパンクは論外だし、ジャズもクラシックでも違うように思う。そこで、こんな音楽祭があった良いと思う。何人かのアーティストに自然の力や音(風や水、川の流れ、家畜、動物、昆虫)を使って、音を奏でる装置をいくつか作ってもらい、期間を決めて村の中や周辺に設置してもらう。音楽祭というより、越後妻有で行っている大地のトリエンナーレのイメージに近いかもしれない。この音楽祭を有名にするアイディアもある。この村の静けさを体感してもらうため、村への入場者には「静かにしてね」という意味で×印の付いたマスクを付けてもらう。おしゃべり好きのイタリア人にカウンターパンチを食らわせるような静かな音楽祭は、村のコンセプトに合致するし、村を知ってもらう良い機会になってほしい。




外部から、学生レベルでとりあえず始められるものとして考えてみたが、こんな3つのアクションプランはどうだろうか?
[2012/06/16 08:47] | -都市 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
イタリア日誌-68「T-day!Bologna」
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先進的で実験精神に満ちたBolognaで都市計画の新しい動きがあった。


去年から社会的実験が行われていたけれども、先週(2012年5月12日)からボローニャにおいて週末朝8時から22時まで中心市街地から全ての車を追い出して歩行者天国(自転車は可)にすることになった。20,000㎡の商業地区と文化地区が実現した。
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広い道に、オープンテラスや大道芸人。アクセサリーショップに音楽、新しくできた空間を目一杯使って新しいにぎわいと楽しみを作り出していた。



 歩行者専用エリア内は公共バスでさえは入れない。バスの乗り場もタクシー乗り場も変わってしまう。そのかわり、遊園地にあるような列車型の車両がこれまでより効果的に使われるようになるだろう。
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(イタリアの観光都市では多く見ることができる。現在の様に汽車に似せたデズニーランドの乗り物として観光利用するのではなく、実質的な移動手段として認識されるようになると予想している。例えば8〜10人乗りの電動カーにして数を増やせば十分機能するはず)


このような歩行者天国を日本で実現を試みた場合、バスの路線もタクシー乗り場を変えることのハードルが高い。民間や各省や部門の高い垣根のせいもあるが、要するに都市戦略として統一見解を出せる人間、もしくはコンセンサスを得る構造が成り立っていない。その点、ボローニャではUrban Centerを中心にして、多くの関係者をイベントに巻き込み、近隣商店への経済的メリットを説き、社会実験をしながら検証しながら市民のコンセンサスを得た。このように都市戦略を組み立てる仕組み、街への強い愛情と強い変革への意志が必要なのだろう。



また、この出来た空間をどう市民が楽しめるか。賢い人ほど市街地を歩行者を誘導するよう計画を描くけれども、一方で道を楽しい空間に変えることが苦手だったりする。お祭りごとの好きな人こそが本当に街を活性化する。要するに、まちづくりには知性とバカが必要だ。日本にはいまいちバカが少ない上、バカを粛正する(形而上の)PTAみたいな人が増えていったら、街は楽しくなるはずがない。

 まずは街を楽しむことを、共有したい。




T-day 公式サイト
http://www.tdays.bo.it/index_en.php
[2012/05/20 08:25] | -都市 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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